第27話

 どおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!

 ――――――――――――――――――? ――――――――――――――――――――――――――――「あれ?」

 不思議な感覚だった。遮断されていた意識が戻って来たのは良いが、それを落ち着かせる場所がなかったので、意識はふわふわと、いまだ燃え盛る炎の中にぽんと放り出された状態になった。

 前のめりに倒れたのだろう、うつぶせの格好で、意識の位置はおそらく頭に近い。近いというのはつまり、頭どころか腰から上が丸ごと消し飛んでいるので、頭に意識をおけないのだ。苦肉の策、といった風に、意識は頭のあったおおよその場所に留まっていた。

 目もなく、鼻もなく、口もない。喉もなければ肺もない。不死である以上、身体のどこそこの部位がないだなんて話はナンセンス極まりないが、それはともかく、あれ、と無意識に口にした言葉は音になって確かに外に発せられていたし、眼球がなければ映像を処理する脳みそもないくせに、俺は確かに自分を燃やし続ける炎を内側から眺めていた。

 意識そのものに、本来なら対応する器官を通して得られるはずの感覚が内蔵されている。実態もなしに機能している。

 相変わらず痛みはなかったが、ないはずの上半身や燃え尽きない腰の辺りは灼けるように熱い。いくら熱くても、それが痛みとして処理されていないだけで、今も致命的な火力を維持して燃えているのは明白だ。

 視線をあげると、ティアフが倒れていた。ティアフの首元に剣を向けているのは、フォウリィ邸を守るように立っていたセイバーたちの隊長らしき人間。少し奥、門扉の側にはメガネの女性がいる。ココメ、と言ったか。

 更に向こうでは、フォウリィ邸が燃え、黒煙を噴き上げている。気絶していた時間は短かったはずだが、状況は一変していた。

 俺の意識を覚ました爆発音は、おそらくフォウリィの屋敷を襲ったものだろう。ティアフがやったのか? ……いいや、そんなはずはない。さっき門扉を飛び越えようとして、誰かに阻まれて、突き飛ばされたじゃないか。俺はティアフを受け止めようとして走り出した瞬間、矢に射られ、爆破されたのだ。

 これは、ただの爆発ではなかった。発生した炎もやはり、単なる炎ではなかった。今もこうして“俺の身体に留まるように燃え続けている”のは、明らかに自然な動作じゃない。魔法の類。消えないそうなるように魔法がかけられた炎で、しかも俺の身体が自然に再生できないように縛る、“あの”不可思議な力までくっついていた。

 エストっちやリエッタ、あるいはカナタたち。セイバーの振るう攻撃と同じ、俺と相反する何らかの、忌々しい力。触りたくもない属性が練り込まれた炎。

「生きていたのか。本当に」

 倒れるティアフの首元に切っ先を突きつける鎧の男が、飾り付きのフルフェイスを通すくぐもった声で喋った。本当なら守るべきはずのフォウリィ邸の惨事になど目もくれていない。

「不死。カナタ殿の報告は何かの間違いだと思っていたが、半身を吹き飛ばされてなお話す元気があるようでは、信じるしかあるまいな。確かに、これは混乱を招く」

 鎧が剣を引いた。ティアフから興味を失ったようだった。がしゃん、がしゃんとこちらに近づいて来る。俺の頭の先に彼が立つと、いつの間にか、俺は六人の鎧に囲まれていた。

 一瞬前まで、フォウリィ邸を守るように堀に沿って立っていた五人が合流したのだ。移動したことに全く気付かなかった、……足音すらしなかった。ただ歩くだけでも、この隊長格の男の鎧はがしゃがしゃとうるさのに。

「ここで確実に殺しておこう。いや、不死を相手に“殺す”というのは、ナンセンスかな?」

 きゅううういいいいいいいいいい。

 六人の剣の切っ先がこちらに向けられた。先端に、白い光が集まっていく。直視できぬほど眩しく、触らずとも暖かく、けれど心が冷たくなってくる。見たことのある光だった。

 ミノタウロスを一撃で屠った、リエッタの砲撃と同じ、魔を討つための聖なる灯だ。

 一斉に喰らえば、俺とてただで済むとは限らない。彼の言うように、本当に死んでしまうかも知れない。再生の余地を与えられず、残る下半身まで吹き飛ばされてしまってもなお、俺が生きている保証はどこにもなかった

 頭を落とされ、全身を吹き飛ばされ、こうして意識だけになってなお、自分が不死だと実感したわけではない。完全に死んだことがないのでは、矛盾するようだがしかし、当然ながら、不死は証明され得ないのだ。

「ティアフ」

 少女は顎をあげ、頭頂部を地面に擦るようにし、仰向けの体勢のまま上目に何とか俺を見るばかりで、ろくな反応を見せなかった。身体を打った衝撃が強すぎて、満足に動けもしないに違いない。その姿勢だって、どんなに無理をしていることか。

「おまえとの“約束”、破っても良いか?」

 驚き、あるいは呆れてのことだろうか。少しだけ目を見開いた後、彼女の全身から力が抜けて、体勢が元に戻る。

 表情が見えなくなった。

 十分だ。俺は下半身だけで何とか立ち上がると、自分を囲む六人を見渡した。彼らの剣先がゆっくりと、俺に合わせて上げられる。全員が、この期に及んで抵抗の意志らしきものを示した、燃え盛る下半身だけの化け物を睨んでいた。全員、フルフェイスだから分かりはしない。代わりに、眼光のように鋭く、切っ先の光が眩く、こちらに向けられていた。

「消えろ。化け物」

 カーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

 寸分違わず同時に放たれた光の奔流が、俺の意識が置かれた位置で交錯した。逸れるでもなく、打ち消すでもなく、六本の光は収束し、周囲を真昼のように照らしながら、俺の意識を焼き続けた。痛くはない。けれど、分解されていく実感がある。光に呑み込まれていく実感がある。陽光が、影を小さくしていくように。時間が、陰を蝕んでいくように。理不尽なぐらいに一方的な、それは乾いた紙切れを焚火の中に放り込むように簡単な侵略だった。

 自らの意識が散逸し、空間の中に広がっていく。それは自己の物理的な肥大化であり、身体の枠を超えて行われる離散は全能感らしい快楽さえ伴ったが、しかし“薄れていく”過程に他ならないのもまた事実であった。濃淡のあるものが薄まっていく。先に待っているのは消滅、あるいは完全に消えてなくなることはないにせよ、自らを認識できる“濃さ”を維持できなくなって、“意味が消失する”。

 きっと、普通の人間は、こんなになるまで意識を保ってなどいられないのだろう。いや、そもそも最初の爆発で脳みそを失った段階で、自我などとうになくなっているはず。

 命と同時に。

 一分か、それとも十分か。数えていなかった時間は早くも遅くも感じられた。やがて、光の投射が止んで、静かな夜が戻って来た。

 俺の身体はもう、なくなっている。俺の身体を燃やしていた炎も、燃やすべき対象がなくなっては留まれない。上半身の代わりに炎を宿した足だけの化け物は、消えてなくなっていた。

「死んだか」

「残念ながら」

 六人全員が、は、と夜空を見上げた。ココメは驚いて辺りにきょろきょろと目を配り、ティアフはもう死んでるんじゃないかと心配になるぐらい何の反応も示さなかった。

 セイバーたちの対応は正しくもあり、同時に間違ってもいた。彼らは戦士だ。普通に前方を見ている状態で、あるはずの影が見当たらない時、それは視界の外にいると考える。即ち、背後、足元、頭上だ。

 円陣を組んで内側に向いている以上、全員の目によって目線の高さの安全は確保されている。だから、実質的な選択肢は二つ。足元はないと踏んで、彼らは敵は頭上にありと瞬時に判断したのだった。地上に潜むよりも空中に逃れる方が容易いはずだという、それは経験則から来る反射だったのだろう。

 俺はこの空間に散逸している。だから、声はどの方角からと決められたものではなかったはずだ。

 であれば、上から聞こえたような気がして、思わずこれに従ってしまったとしても仕方のない対応だった。間違いでも正解でもないというのはつまり、全方位から聞こえていたのだから、どこを向いても正しかったというわけだ。

 けれど、彼らの意にそぐわず、夜空には星が瞬くばかりだった。俺を燃やしていた炎によって熱せられた空気が、冬支度の夜風に冷まされていくばかりだった。そこに俺はいない。あえて言うなら、彼らは下を見るべきだったのだ。足元に注意すべきだった。肉体が消失してなお話せる化け物を前にして、この異常事態に動揺せず即座に判断を下せる百戦錬磨の彼らだからこそ、本当は疑わなくてはならなかった。

 “相手にしたことがない不死の化け物を相手に、それまでの経験則が通用するのかどうか?”と。

「くそっ!」

 誰かが自分の足元に剣を向けた。傍からでは状況が呑み込めないだろうが、当事者の彼らは確かに感じていた。自分の足が、何かに掴まれている。それが急速に這い上がって来ている。まるで、小さな虫がぞわぞわと身体中を這い回るように。

「な、何だ!?」

 誰かが思わず、自分の鎧を叩いた。叩いてから、自分が混乱していることに気づいたようだった。彼は、自分の身体を今も登って来る何か、虫唾が走る感覚を手掴みで引き剥がそうとして、反射的に行動したのだ。けれど、彼の手は自らの着込む灰銀の鎧に阻まれて届きはしない。

 そうだ。

 感覚それは鎧の内側にある。洋服の内側にある。肌着の内側にある。小さな隙間から入り込んで、皮膚を直接撫でながら進んでいる。慌てる隊員たちを、隊長が一喝した。

「撃て、味方を! 我らは傷つかない!」

「ちょっと、何を!?」

 隊長が号令を発し、一番近くにいた味方に切っ先を向けた。さすが、セイバーと言うべきか。これを目の当たりにしたココメには、全員がとち狂って味方に剣を向けたように見えたのだろうが、しかし彼らはむしろ冷静であった。逡巡せず号令に従い、それぞれが右隣の人間に剣を向けられたのは、混乱を抑制できていたからに他ならなかった。一人が、一人を。最初から示し合わせていたように、誰一人として同じ仲間を指すことなく、綺麗に時計回りに剣が並べられた。あるいは、こういう事態をも想定していたのかも知れない。いざという時には味方を光で焼いて助ける訓練が行われていたのかも知れない。隊長の言葉の意味はおそらく、先ほど俺を分解した光の魔法は、“魔者に効果があって人間には効果がない”ということなのだろう。であれば、光の魔法が放たれれば、彼らにまとわりつく俺だけが焼かれる算段だ。全員が迷いなく、光を溜め始めた。

 お分かりの通り、俺はその光をもってしても死んでいない。今もこうして、全員の身体を撫で回すぐらいには元気いっぱいだ。けれど、光の照射を受けて身を保っていられるかどうか……耐えつつ俺が攻撃を続けられるかどうかは微妙だった。つまり、何度食らっても死にはしないが、いちいち焼き切られていては、代わりに彼らを殺すこともできなくなる。

 今、身体が分解されてしまったような攻撃を永遠に食らい続ければ、それは死に等しい無力化だった。

「少し、遅かったな」

 だから、喰らう前に殺す。光の照射は始まらず、溜まり切る前に霧散した。六人のセイバー全員の身体から力が抜け、揃ってがしゃと地に伏した。

 フルフェイスと胸当ての隙間から血が漏れ出し、石畳の溝に染み、溢れ、広がっていく。

「……何? 何なの?」

 防具に遮られて、彼らの死因は外側からでは分かるまい。ただ、首元から多量の出血があることから、首か、あるいは頭部に何らかの致命傷を負ったのだと推測はできただろう。答えは簡単で、俺は彼らの身体に細い肉の筋を這い、登らせ、首に到達してから、力任せに潰し切った。例え糸のように細くとも、人の身体を壊す程度の力はいくらでも発揮できる。再生し続ける以上、強い力をかけすぎて俺の方が耐えられないなんて事態は有り得ないわけで、実質、膂力に制限はないのだ。もちろん、実際に力をかける筋肉の大きさや密度によって物理的な限界はあるのだろうが、それは少なくとも、人体を壊す段階でぶつかる壁ではない。

 ミノタウロスの斧、巨大な鉄塊だって壊せたのだ。人体相手にけつまづく要素は何もなかった。

「ひっ!?」

 セイバーが一度に殺されたというのに、逃げることを忘れうろたえていたココメの身体を拘束する。彼女の足元から何本もの肉の筋が芽吹くように現れて、しゅるしゅるとその身体に巻き付いた。服の上から服の下から、こうしてじかに触れてみると良く分かるが、先のセイバーおとこたちと違って、女性であるココメの肉体は少し力をかけると裂けてしまうのではないかと心配になるぐらいに柔らかかった。鍛えている鍛えていないの差もあるだろうが、これはきっと、男女間にあるそもそもの作りの違いなのだろう。言うまでもなく、触り心地はココメの方が格段に良い。

 潰してしまわぬよう、余計な気も使うが。

「よっこらせ、と」

 にゅるり、と地上に自分の身体を再生し、ぐったりと横たわるティアフの身体を抱き上げる。やはり、自分の身体はあった方が良かった。なくても攻撃はできるし、生きていく上では支障もなさそうだと分かったが、意識を置いておく頭があって、地面を踏みしめる足があって、ティアフを抱える腕があって。

 こうした方が自分の存在を良く認識できる。

「殺し屋、は……?」

「いないな。白衣の野郎もいなくなってる」

 フォウリィ邸の庭園にはもう、誰もいなくなっていた。屋敷は相変わらず燃えているが……しかし一体誰の仕業だったのだろう?

「そ、か」

 ティアフは素直に抱かれたまま、仇を逃がしたことを悔しがるでもなく、逃げた相手を謗るでもなく、ただ頷いた。時間の経過と共に回復してきているのか、さっきまでよりは幾分、楽そうだった。

 二人で、拘束したココメの前に立つ。怯え切って、身体が小刻みに震えているのが、直接触れている俺には何よりも良く分かった。自分もまた、六人のセイバーのように殺されるのだろうと、そういう最悪の未来をはっきりと予感している顔だ。

「ティアフ、こいつは?」

「ココメ・アラシ、ア。フォウリィの、補佐さ」

「補佐。ナンバーツーか。そりゃ、いろいろ知ってそうだな」

「ああ、こいつは、証、拠になる」

 殺さず捕まえたのは正解だった。そこまで重要な人物だと知っていたわけではないが、カナタについて反光聖派の隠れ家にまでやってきたこと、この局面でわざわざ姿を見せたことから考えて、まさか一介の都政職員ではあるまいなあと、それぐらいの当たりはつけていての捕獲だった。

 功を奏して大当たり、だったわけだ。補佐ともなれば、フォウリィの行ってきた数々の不正に絡んでいないわけはあるまい。

「離しなさい……!」

 そのココメが、眼鏡越しにき、と睨んでくる。今もいつ死ぬか分からない、その首にかかった肉が少しでも締まれば殺されるという恐怖と戦いながら、彼女は絞り出すように、しかし精一杯に威圧的に命令した。

 恐ろしい女だ。怖くはないが。

「いろいろ話してくれたら離すかもな」

「話す? 何を……」

「反光聖派のケンズやエスイーズを暗殺したこと。奪還作戦に本気で金をかけず、それをどこかへ運び出していること。今日、そっちに潜り込んでいた反光聖派を殺そうとしていたこと。まあ、いろいろだ」

「ばからしい、何を根拠に!」

「こいつ、このぐったりしてるやつな。おまえたちが、あの猫の仮面の暗殺者を雇ってやった暗殺の、生き残りなんだよ」

 ティアフがココメを睨む。ココメは毅然としてこれに受けて立った。けれど、ばからしい、と吐き捨てることをしなかった。

「ケンズ・ケイ・エコン。その娘だよ」

「……知りませんね」

「そっか。死んでも話さない?」

「知らないものは話せません」

「だってさ。どうする、ティアフ。このまま殺しちまうか?」

 いいや。ティアフはそうと分からないぐらいにかすかにだったが、首を横に振った。

「このまま、フォウリィの屋敷と、光聖支部を、調べる。こいつが話さなくても、何らかの証拠は、出てくるだろう。最悪、暗殺が立証できなくても、だ。けど、それはあたしの意に反する。フォウリィには、その罪を認めさせて、退場してもらわなくちゃ、気が済まない」

 拘束されているココメと、俺に抱えられて息も絶え絶えに話すティアフ。どちらがより健常かと言えば当然、ココメの方だった。しかし、弱々しく語る少女の声には、心をきゅうと握って潰されるのではと錯覚するほどの殺意と怨念が込められていた。井戸の底に淀んで溜まった暗黒を言葉にして吐き出しているかのように、冷たく、重い決意だ。

「おまえ、まだ、戦えるのか?」

「いくらでも」

「なら。こいつを連れたまま、屋敷と支部に、突撃する。そこにいる、フォウリィの関係者を、全員殺す」

 フォウリィ邸は爆発したが、それも一部の話。大半は焼けずに残っており、逃げ出してくる人影がないところを見ると、なるほど、人は残っていてもおかしくはなかった。

そんなフォウリィ邸や光聖支部に突撃すれば、この不届きな侵入者を阻むためにセイバーがわらわら湧いて刃を向けてくることは容易に想像できた。だから、セイバーや、セイバーでなくとも戦う気概のある人間とは戦闘になって、邪魔になれば殺して進まなければならないことも出てくるだろう。けれど、その戦いの中にわざわざココメを連れていく理由は何だ? 武器にも戦力にもならないし、逆らうやつらは皆殺し、ということなら交渉材料でもない。

「こいつが話したら、殺戮を止める。話すまで、おまえは、殺し続けるんだ」

 ココメが息を呑んだ。心臓の鼓動が早くなるのが分かる。死の予感に耐え冷静を装っていたココメ・アラシアの仮面に、ぱり、とひびが入ったように感じられた。

「外道……! 何てことを……! 光聖の威光に背く罪人が……!!」

 ふ、とティアフが笑う。褒め言葉と受け取ったようだった。

「赦して、みろよ。それが、おまえらの、教義だろう?」

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