11月9日  ベルリンの壁崩壊の日

 やあやあ諸君。

 私の名はいずく。いずくかけると申す者だ。


 諸君らは今日と言う日を如何にお過ごしだろうか。日々は刻一刻と進む二十四時間の連鎖であるが、それは円環ではなく螺旋であり、繰り返しではなく積み重ねである。だがしかし、中にはどうもそれを理解していない者が多い。

 私の話を聞き入れ、今日と呼ばれる日が先人達が積み重ねた如何なる日なのかを知らば、諸君らの過ごす毎日にも色が付くのやも知れぬ。




 生きてます。


 さて、本日、2017年11月9日は「ベルリンの壁崩壊の日」である。


 ベルリンの壁とは、第二次大戦後に東西に分割された敗戦国ドイツの首都ベルリンで、東ドイツ(ドイツ民主共和国)によって、1961年夏に突然、西ベルリンの周囲を取り囲む形で建設された壁である。

 1949年に東西ドイツが成立し、東西間の国境が閉鎖されたが唯一ベルリンでは東西の往来が自由であった。そして東ドイツの人々は西ベルリンから西ドイツへ逃れていた。しかし相次ぐ西側への人口流出が東ドイツに深刻な影響を及ぼしたことから、1961年8月13日に突然東ドイツが東西ベルリン間の通行を全て遮断し、西ベルリンの周囲を全て有刺鉄線で隔離して、後にコンクリートの壁を作った。西ベルリンを東ドイツから隔離して西ベルリンを封鎖する壁であったが、実質的には東ドイツを外界から遮断し自国の体制を守る壁であったのが「ベルリンの壁」である。


 以上コピペ


 今の若者はベルリンの壁を知らぬ者が多い。冷戦の象徴であったベルリンの壁が壊される様を、テレビのニュースで見た時はなんとも、歴史が動いた瞬間を目撃したと確信したものだ。


 今、世界では国内外問わず数多の紛争が起きている。それら全てが集結するのは容易い事ではなく、とてつもない時間と労力を要するだろうが、それでもこのベルリンの壁の様に、解決できる日がきっと来る。


 よく日本人は平和ボケをしていると言われるが、日本国民でそれに反論できる者はいないと私は考えている。だが、それでいいのである。世界中の人々が平和ボケしていると言われる時代が、真に求められる世界なのだから。




 今日はベルリンの壁崩壊の日。特別な一日である。

 我々は本日を祝福し、過ごさねばならないだろう。

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