9月1日  防災の日

 やあやあ諸君。

 私の名はいずく。いずくかけると申す者だ。


 諸君らは今日と言う日を如何にお過ごしだろうか。日々は刻一刻と進む二十四時間の連鎖であるが、それは円環ではなく螺旋であり、繰り返しではなく積み重ねである。だがしかし、中にはどうもそれを理解していない者が多い。

 私の話を聞き入れ、今日と呼ばれる日が先人達が積み重ねた如何なる日なのかを知らば、諸君らの過ごす毎日にも色が付くのやも知れぬ。




 さて、本日2017年9月1日は「防災の日」である。


 9月1日は、と言っておきながら、すでに9月2日である。


 ……


 すまない、書いてる途中で寝てしまったんだ。


 最初の内は更新が滞ると、読んでくれている人に物凄い罪悪感と、もう続けられないのではといった恐怖心に苛まれていたが、9カ月も連載を続けるとそんな気持ちも薄れてしまう。うむ、人間と言うのは年を重ねるごとにいい加減になっていくのかもしれない。


 防災の日は伊勢湾台風が襲来した翌年の1960年に閣議決定される。1923年9月1日午前11時58分、関東大震災が発生した一日である。


 地震大国日本。諸君らは防災対策をちゃんと行っているだろうか。

 私も以前は防災用に水と食料を車に詰め込んでいたが、気付いたら賞味期限が切れており、それ以来用意はしなくなった。

 だが、そんな油断をしているときにこそ震災は訪れるものである。というわけで、今日はお勧めの防災用食料、つまり非常食を紹介したいと思う。


 その1 レトルト食品

 カレーやスープなど、味もおいしいレトルト食品は日持ちもするという万能っぷりである。最近ではお粥なんかも売られている。だが、震災時はガスが止まる恐れもある。最悪湯煎しなくても食べれるものを用意しておくようにしたい。


 その2 缶詰

 缶詰もまた日持ちがする事で重宝される。調理済みの物、果物、最近ではご飯までその種類は幅広い。一時期おでん缶なるものが流行ったが、今時はラーメン缶なる物まで売られている。缶切りが必要な物もあるので、もしもの時に缶切りも常備しておきたい。


 その3 水

 何より必要な物。災害時に断水される事は多い。顔を洗うにも、歯を磨くにも使う。市販のものではあまり日持ちしないが、非常水と銘打った商品は5年程の賞味期限を持つ。ついでに粉末のポカリスエットの様なジュースも持っておきたい。


 おまけ サバイバルフーズ

 大抵の非常食の賞味期限は5年ほど。気付けば賞味期限を過ぎている事が多い。このサバイバルフーズは、アメリカ軍のレーション(携帯食料)や、スペースシャトルの機内食にも採用され、保存可能期間はなんと25年。味もかなりおいしいらしい。今から購入して、2042年に食べる事を楽しみにしても面白いかもしれない。




 今日は防災の日。特別な一日である。

 我々は本日を祝福し、過ごさねばならないだろう。

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