8月23日 中央自動車道・恵那山トンネルが開通した日
やあやあ諸君。
私の名はいずく。いずくかけると申す者だ。
諸君らは今日と言う日を如何にお過ごしだろうか。日々は刻一刻と進む二十四時間の連鎖であるが、それは円環ではなく螺旋であり、繰り返しではなく積み重ねである。だがしかし、中にはどうもそれを理解していない者が多い。
私の話を聞き入れ、今日と呼ばれる日が先人達が積み重ねた如何なる日なのかを知らば、諸君らの過ごす毎日にも色が付くのやも知れぬ。
カクヨムでは様々なコンテストが行われている。
この一文だけで、私と8カ月を共にした鍛えられた諸君らは、次に私が何というかお分かりだろう。
そう、またなんだ。すまない。
私はこれに『ジス・イズ・ジャパニーズホラー』と、『たぬきうどん』と、『新世界はスマートフォンとともに。』を投稿した。
よかったら見てやって欲しい。まあ、いつも通り、ここまでがステマである。
本日2017年8月23日は「中央自動車道・恵那山トンネルが開通した日」である。
恵那山トンネルが開通したのは1975年の事であった。当時の日本のトンネルの最長記録を塗り替え、全長は上り線が8,650m、下り線が8,490m。長野県と岐阜県を繋ぐトンネルだ。
諸君らはトンネルが好きだろうか。私は割と好きだ。なかでも、千葉県木更津市と、神奈川県川崎市を繋ぐアクアラインが好きだ。このアクアラインは東京湾の海中をズズズ―っと通しているのだが、初めて通った時はどうやって建設したんだと、人間の技術力に感服したのを覚えている。
だが、私の友人でトンネルが大っ嫌いだというやつがいる。大っ嫌いと言うよりも、トンネル自体が通れないそうだ。
閉所恐怖症であるその友人は、トンネルを見ると不安感を覚え、中に入ると震えが止まらなくなるのだそう。
実に珍しいと思った私であったが、後日調べてみた所、意外にもこのトンネル恐怖症の人が多い事に驚いた。
また、別の理由でトンネルに恐怖心を抱く人もいる。それは、心霊スポットとしてのトンネルだ。なぜ、トンネルに心霊スポットのイメージがつくかと言えば、それは近場にお墓がある場合が多い為である。
お墓周りと言うのは、基本的に誰も家を建てたがらず、自然と地価が下がる。高速道路などの行動は、そういった地価の安いところから選出されるため、近場にお墓があるところが多いのだ。
国は安く道を作れるからいいだろうが、お墓で眠る仏様は、騒音でたまったものではない。
今日は中央自動車道・恵那山トンネルが開通した日である。
我々は本日を祝福し過ごさねばならないだろう。
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