8月19日 バイクの日

 やあやあ諸君。

 私の名はいずく。いずくかけると申す者だ。


 諸君らは今日と言う日を如何にお過ごしだろうか。日々は刻一刻と進む二十四時間の連鎖であるが、それは円環ではなく螺旋であり、繰り返しではなく積み重ねである。だがしかし、中にはどうもそれを理解していない者が多い。

 私の話を聞き入れ、今日と呼ばれる日が先人達が積み重ねた如何なる日なのかを知らば、諸君らの過ごす毎日にも色が付くのやも知れぬ。




 昨日18日に、以前よりカクヨムで開催されていた「僕とキミの15センチ」短編小説コンテストの中間発表が公開された。私もこれに参加していたわけだが、なんと500程投稿された参加作品の中から100の選定に残った。

 うみさん。教えてくれてありがとうございます。多分結果を見ていたとしても自分では気づかなかったと思う。なにせ、私の投稿した『15千字の不可侵領域』はフォロワー数4人。全5話のPVが120しか伸びてないからだ。第一話のPVが43。つまり、最高でも43人しか閲覧していないという事。他の参加作品と比べてもぶっちぎりに低い。およそ選ばれるわけがないと思っていた。

 コンテストに応募している諸君。PVが伸びなくても案ずることなかれ。審査員はちゃんと読んでくれているぞ(多分)。

 本日2017年8月19日は「バイクの日」である。


 バイクの日は総務庁交通対策本部が1989年に制定した一日であり、バイクの安全を考え、バイクによる交通事故の増加を防止するための記念日である。


 さて、諸君らはバイクに乗った事があるだろうか。私はと言うと高校時代に中型免許を取得してからそれ以来乗り続けている。400ccのネイキッドから始まり、様々なバイク、それこそリッタークラスと呼ばれる大型に跨っていた時期もある。今では200ccの旧型、2stと呼ばれるバイクに落ち着いた。


 バイクには様々な種類がある。そして、服や音楽と同じく、時代と共に流行がある。団塊世代で言えば峠を攻めるレーサーレプリカ。その後にモタードと呼ばれる街乗りに特化した軽いバイク。若者を中心にビックスクーターが流行り、今では250ccフルカウルが注目を浴びている。


 バイクの国内4台メーカーである、ホンダ、カワサキ、ヤマハ、スズキ。それぞれがCBR250RR、Z250、YZF-R25、GSR250と250ccに力を入れたのは、排気量による維持費の安さが注目されたからだ。

 バイクを持っている人は勿論、車を持っている人ならピンとくるだろうが、バイクの車検というものは実は250ccまでは存在しない。つまり、車検代がまるまる浮くのである。大きいバイクを、速いバイクを、と言う声よりも、手軽に乗れるバイクの方がこの不景気には求められているのかもしれない。


 ところで、諸君らはアクションカメラと言う物をご存じだろうか。最大手ではGO PRO、日本でもSONYやPanasonicが発売しているこのアクションカメラ。近年、バイクの車載動画を撮りながら話を語るモトブロガーの存在が注目を浴びてきた。

 日本ではまだあまりなじみのない単語だが、解りやすく言うならばユーチューバーの車載動画版だと捉えて貰っていいだろう。英語で書くとMotoVlog。モトはモーター、すなわちバイクを、ブログがBではなくVなのは、ビデオで記録するブログと言う意味だそうだ。

 YouTubeを検索すればいくらでも出てくるモトブロガーの動画。バイクの楽しさが伝わってきて見ていて面白いのだが、一つ不快に思う点がある。


 これはモトブロガーに限った話ではないのだが、例えば迷惑運転、違法駐車。

 スマートフォンで撮影された公共施設での迷惑行為(いわゆる基地外動画)をする老人。許可なく撮影され、許可なくアップロードされた動画が動画投稿サイトで目立つようになってきているのだ。

 道路では様々なルールが存在する。それを守らなかった途端、自己が発生し人の命など簡単に奪われる。それはネットにも言える事だ。誰もが安全に、気持ちよく利用するために、今一度一人一人の利用者が互いを思いやる必要があると思う。




 今日はバイクの日、特別な一日である。

 我々は本日を祝福し過ごさねばならないだろう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る