8月16日 女子大生の日

 やあやあ諸君。

 私の名はいずく。いずくかけると申す者だ。


 諸君らは今日と言う日を如何にお過ごしだろうか。日々は刻一刻と進む二十四時間の連鎖であるが、それは円環ではなく螺旋であり、繰り返しではなく積み重ねである。だがしかし、中にはどうもそれを理解していない者が多い。

 私の話を聞き入れ、今日と呼ばれる日が先人達が積み重ねた如何なる日なのかを知らば、諸君らの過ごす毎日にも色が付くのやも知れぬ。




 本日2017年8月16日は「女子大生の日」である。


 女子大生の日は、1913年のこの日、東北帝国大学が女子受験生三名の合格を発表し、日本初の女子大生が誕生した事を記念し制定された一日である。

 たった三人だった女子大生だが、今現在は約150万人が女子大生となっている。


 私の様に大学に進学しなかった人間にとって、『女子大生』と言う響きはあまりに刺激的だ。その理由について少し考察してみる。

 近年ではJS、jK、JDと略される様になったが、この内JDにだけは手を出しても法的に咎められないからだろうか。悲しい事におよそ私にそんな機会が訪れるとは思えないが。


 大学生は最も社会人に近く、親元を離れているケースも少なくない。つまり、両親と言うガードが外れ、一人孤立している状態に男のしての本能が働き、女子大生と言う生活環境にこそ惹かれてしまうのだろうか。悲しい事におよそ私にはそんな機会が訪れるとは思えないが。


 あるいはだ。18歳と言うひとつの区切りを終えた、つまりはだ、大人の成人作品に登場する事が可能になった年齢であると共にそこにひとつの可能性、チャンス、金銭的取引を伴っての交友。悲しい事におよそ私にああああああああああああああああ!!!!!




 今日は女子大生の日、特別な一日である。

 我々は本日を祝福し過ごさねばならないだろう。

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