8月6日 ハンサムの日
やあやあ諸君。
私の名は塚本。塚本ジュリエッタと申す者だ。
諸君らは今日と言う日を如何にお過ごしだろうか。日々は刻一刻と進む二十四時間の連鎖であるが、それは円環ではなく螺旋であり、繰り返しではなく積み重ねである。だがしかし、中にはどうもそれを理解していない者が多い。
私の話を聞き入れ、今日と呼ばれる日が先人達が積み重ねた如何なる日なのかを知らば、諸君らの過ごす毎日にも色が付くのやも知れぬ。
本日2017年8月6日は「ハンサムの日」である。
ハンサムの日は2008年に公開の映画、『ハンサム★スーツ』のPRのため、配給会社のアスミック・エースが制定した一日である。塚地武雅が谷原章介に変身するあれだ。
ハンサムと言う言葉も最近では死語になりつつある。どちらかといえばイケメンと言う方がよく聞くだろう。それ以前になるとナイスガイとか二枚目とか呼んでいたりする。
呼び名が変わるだけでなく、時代によって求められる男性像もやはり変わってきている。前にも話したがハンサムからイケメンへの移行は男性らしさからやや女性らしさを帯びた男性へ。キムタクから二宮和成へといったところだろうか。
ここで我々男性陣が注目すべきはイケメンを目指す事ではなく次に求められる理想像。流行りを一早く取り入れる事である。ハンサム、イケメン。次なる流行は何か。私の予想では次には発信力を持つ男性。発信力男子が来ると思われる。
発信力男子とは何か。それはSNSまたはYouTubeチャンネル。カクヨムでもなんでもいい。ネットのいずれかによるフォロワー数、登録者、それらがより多い人物。つまり何か一つに長け多くの人に影響を与える人間がもてはやされる時代が訪れると予想している。
繰り返すが時代により異性にもてる男性像は変わっていく。だが、これは男性に限った話である。女性に関しては今も昔もさほど求められている姿は変わらない。そりゃあさすがに室町時代にまで遡れば話は別であるが、美少女、美女。求められる女性の呼び名が増えない事が何よりの証拠である。
今日はハンサムの日、特別な一日である。
我々は本日を祝福し過ごさねばならないだろう。
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