7月19日 女性大臣の日

 やあやあ諸君。

 私の名はいずく。いずくかけると申す者だ。


 諸君らは今日と言う日を如何にお過ごしだろうか。日々は刻一刻と進む二十四時間の連鎖であるが、それは円環ではなく螺旋であり、繰り返しではなく積み重ねである。だがしかし、中にはどうもそれを理解していない者が多い。

 私の話を聞き入れ、今日と呼ばれる日が先人達が積み重ねた如何なる日なのかを知らば、諸君らの過ごす毎日にも色が付くのやも知れぬ。




 本日、2017年7月19日は「女性大臣の日」である。で、あるが、今日はそれ以上に語りたい記念日がある。

 本日、2017年7月19日は「200話達成」である。


 早いもので、この小説を書き始めてから200日が経過したわけだが、諸君らは如何お過ごしだろうか。2017年も気付けば後半戦に突入している。それは同時に、この小説も折り返し地点を通過している事を意味する。

 今まで見てくれて、いつも見てくれて本当にありがとうございます。


 さて、諸君らが覚えているかどうかは定かではないが、前回100話を達成した際には終わる事を話したはずだ。ならば今日は、その反対、始める事を語ろうと思う。


 人生は始める事の連続である。生まれ落ちて呼吸を始め、いろんな物事を経験し始め、取り込み始め、言葉を発し始め、成長し始める。

 なにもそれは子供時代に限った話ではなく、大人になってからも同じだ。


 去年の年末。私は拙作、「ユーチューバーに転職した話する?」を書き終えて達成感と喪失感に苛まれていた。

 そして一息ついた私が始めた事。一つの小説を書き終えたらまずやる事。それはまた新しい小説を書き始める事である。

 そうして2017年の元旦、更新頻度の低かった私は、自身に毎日投稿という枷を与えてこの小説を書き始めた。最初の一週間はすらすらと文章が書けたのを覚えている(今と比べて)。


 始めたきっかけは本当に些細な事だった。だが、それが今こうして200話と言う節目に差し掛かっている。コメント、レビューを頂けている。今日もまた、更新を続けている。きついと感じる事もあるが、それでも私はこの小説を書き始めて本当によかったと思っている。


 人生は始める事の連続である。例えば転職。例えば趣味。例えば恋愛。きっかけは些細でも、それが後にどんな展開を迎えるかわからない。だが、私が一つだけ声を大にして言えるのは、なにかを始めるという事は、必ずや諸君らの人生を豊かにするだろうという事だ。


 やりたいと思っている事。検討している事。我慢している事。

 人生は一度キリ。今こそそれらを始めよう。諸君らにとって「あの時始めて良かった」と、後々思える日は今日なのかもしれない。




 今日と言う日に祝福を。




 今日は200話達成、特別な一日である。

 我々は本日を祝福し過ごさねばならないだろう。

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