6月19日 朗読の日
やあやあ諸君。
私の名はいずく。いずくかけると申す者だ。
諸君らは今日と言う日を如何にお過ごしだろうか。日々は刻一刻と進む二十四時間の連鎖であるが、それは円環ではなく螺旋であり、繰り返しではなく積み重ねである。だがしかし、中にはどうもそれを理解していない者が多い。
私の話を聞き入れ、今日と呼ばれる日が先人達が積み重ねた如何なる日なのかを知らば、諸君らの過ごす毎日にも色が付くのやも知れぬ。
人は完璧ではない。時にミスをする。昨日の私もミスをした。具体的には改稿途中の小説をうっかり投稿してしまい、それに気づかず放置してしまった。本当にすいません!! 本日、2017年6月19日は「朗読の日」である。
朗読の日は、日本朗読文化協会が2001年に制定した一日である。
諸君らもご存じの通り、私はYouTubeに動画をいくつか投稿している。主に自らが書いた短編小説のテキスト動画を作っていたが、これが全くと言っていいほど伸びなかったものだから、試しに好きなアニメランキングと言うありふれた動画を作ってみた所、気付けばなんとこれが10万再生を超えていた。
結局のところ動画を伸ばすためにはやはり需要をつく必要があるのだと気付いた次第である。
私はテキスト動画の大御所である『jicken5box』さんに憧れテキスト動画を作り始めた。彼のテキスト動画はコピペではあるが、投稿するたびに10万再生、中には100万再生を達成するものもあり、私も自分の書いた物がより多くの人に見てもらえるようにと後に続いたが、やはりテキスト動画の、それも自作小説の後入りは難しかった。YouTubeの多くのユーザーにとってテキスト動画は害悪であり、私の動画が注目されなかったのも無理はなかったのである。
そこで最近考えているのがテキスト動画の朗読動画である。例えばラジオ、『ファンキーフライデー』で小林 克也が愛をテーマとしたショートストーリーを朗読する『THE LOVE TIME』。私はこれが好きなものだから今度はこういった動画を作ってみようと思っている。
果たしてそこに需要はあるのか。
そしてそんな事を始める時間はあるのか。
そして15㎝の不可侵領域はいつ完成するのか。
そして犯罪者達の終焉曲はどうなってしまうのか。
私は面倒事をたくさん抱えられて本当に幸せ者である。
今日は朗読の日、特別な一日である。
我々は本日を祝福し過ごさねばならないだろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます