5月26日 ラッキーゾーンの日

 やあやあ諸君。

 私の名はいずく。いずくかけると申す者だ。


 諸君らは今日と言う日を如何にお過ごしだろうか。日々は刻一刻と進む二十四時間の連鎖であるが、それは円環ではなく螺旋であり、繰り返しではなく積み重ねである。だがしかし、中にはどうもそれを理解していない者が多い。

 私の話を聞き入れ、今日と呼ばれる日が先人達が積み重ねた如何なる日なのかを知らば、諸君らの過ごす毎日にも色が付くのやも知れぬ。




 私は野球を見ない。と言うよりスポーツ全般を見ない。なぜなら誰が勝とうがどうでもいいからである。オリンピックでさえ日本人選手が勝とうが負けようがどうでも良い。友人に、あれだけ選手が頑張って練習しているじゃあないか。それを見てもなんとも思わないのか。と言われるが、ならば外国人選手だって同じように努力をしているだろう。と私は考えてしまう。だから、私は誰が勝とうがおめでとうと思えるし、同時に誰が勝とうがどうでも良いのである。故に、どうしてもスポーツに興味が湧かず、結果として野球を見ない。ルールもほとんど知らない。だが、そんな私でもさすがにホームランと言うルールは知っている。本日、2017年5月26日は『ラッキーゾーンの日』である。


 ラッキーゾーンとは、1947年に甲子園球場に設置された、入ればホームラン扱いになるエリアの事である。日本に球場は多々あるが、実はその全てが同じ大きさと言うわけではなく、ホームランの出やすい球場、そして出にくい球場があると言うのだ。とりわけ、甲子園球場は広すぎるとの事でこのラッキーゾーンが設置された次第である。だがしかし、約半世紀の歴史を持って1992年にこのラッキーゾーンは撤去された。

 逆に後楽園球場では、ホームランを出にくくするためアンラッキー球場なるものが設置されていた。野球を見ない私から言えば、そんな事をするくらいなら球場の大きさや柵の高さを統一すればよかろうと思うのだがどうなのだろうか。


 今紹介したラッキーゾーンとは意味が少し異なるが、選手にとって嬉しいラッキーゾーンが存在するのをご存じだろうか。それは東京ドームの観客席上にある巨大な広告だ。選手が打った球がこれら広告に当たると選手は100万円相当の商品を得られるのである。打った球はカメラが追う。それが広告に当たると必然的にテレビに広告が映る。いわば支払われる100万円とは広告料である。


 カクヨムにもラッキーゾーンは存在する。今でいえば『注目の作品』、『カクヨムで見つけたおすすめ5作品』辺りか。星の数ほど存在する作品の中、人目に触れる事は簡単な事ではない。このラッキーゾーンに掲載されたら読者が増える大チャンスである。是非とも拙作もこのゾーンへと掲載して欲しいと、心から思った。




 今日はラッキーゾーンの日、特別な一日である。

 我々は本日を祝福し過ごさねばならないだろう。




 『役に立たない歴史雑学』。

 紹介おめでとうございます!!

 やっぱうみさんすげーや。

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