5月9日 アイスクリームの日
やあやあ諸君。
私の名はいずく。いずくかけると申す者だ。
諸君らは今日と言う日を如何にお過ごしだろうか。日々は刻一刻と進む二十四時間の連鎖であるが、それは円環ではなく螺旋であり、繰り返しではなく積み重ねである。だがしかし、中にはどうもそれを理解していない者が多い。
私の話を聞き入れ、今日と呼ばれる日が先人達が積み重ねた如何なる日なのかを知らば、諸君らの過ごす毎日にも色が付くのやも知れぬ。
ガリガリ君の様な安価な物から、ハーゲンダッツの様な高級路線な物まで、様々な種類が売られているアイスクリーム。諸君らはどんなアイスがお好きだろうか。私はと言うと、井村屋の『あずきバー』。これが一番好きだ。冬だろうがなんだろうが一年中食っている。本日、2017年5月9日は『アイスクリームの日』である。
アイスクリームの日は、1964年のこの日、東京アイスクリーム協会、今現在の日本アイスクリーム協会がシーズンインとなる連休明けのこの日に記念事業を行い、諸施設にアイスクリームを配った事を記念し制定された一日である。
アイスクリームの発祥は紀元前4世紀にまで遡る。大帝国マケドニアを樹立したアレクサンダー大王は氷菓にミルクやはちみつ、ワインなどを混ぜたものを好んでいたと言う。当時、冷蔵庫などなかった時代。地下壕に雪を貯蔵し、これに甘い飲み物をかけて兵士達に食べさせ軍の士気を高めたと言われている。
日本がアイスクリームと出会ったのは江戸末期の事だった。幕府が派遣した使節団がアメリカを訪れた際、そのおいしさに感銘を受け、明治2年、塩と氷を用いて、『あいすくりん』と名付けられたそれを日本初のアイスクリームとして発売した。
アイスクリームと言えば賞味期限が記載されていない事が有名であるが、これは-18度で保管され続けた場合に限る。細菌が繁殖しない温度上では食品が劣化せず、10年でも100年でも、変わらぬおいしさが保たれるのだそうだ。一方冷凍食品に賞味期限があるのはこちらは油成分が含まれている為である。油は時間と共に参加してしまう為冷凍焼けを引き起こしてしまうのだそう。
日々進化を続けるアイスクリーム。その中で私が諸君らにお勧めしたいのはセブンイレブンから発売されている『まるでマンゴーを冷凍したような食感のアイスバー』である。テレビでも良く取り上げられているので諸君らもご存じかも知れないが、このアイス、食感がとにかくすごい。しっとりとしてまるで果実をそのまま食べているような感覚だ。というより、『マンゴーを冷凍したアイスバー』と言ってもだれも疑わないだろう。一度は食べていただきたい。
今日はアイスクリームの日、特別な一日である。
我々は本日を祝福し過ごさねばならないだろう。
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