愚痴ノート
@s-aoi
わたしの価値?
人の価値なんてどうやって決めるのだろうか。
自分自身。その人の周りの人。はたまた、履歴書の様に項目で書かれた経験だろうか…
経験だけを抜き出せばわたしは禄な人間ではない。
義父のDV、夜遊び、家出、10代の中絶、高校中退、誘拐レイプ被害、対人恐怖症、繰り返す転職、ギャンブルに借金…
陳腐なお涙頂戴の携帯小説を書く位の材料がゴロゴロ出てくるような人生。
わたし的人生の事件が起きる度に悩んではいたが、終わってしまえば他人の人生の様であり、テレビの世界の話の様に思える事ばかり。
『大変だったんだね』『可哀想に』なんて人に言われて気づく。
『あ〜、わたしの人生は可哀想なんだ…』
気づかなければ何ともない。
気づいてしまうと泣きたくなる。
しかし、自分に問う。
『本当に可哀想なの?』
人に言われた言葉は『わたしの人生』と言うラベルの上に『わたしの可哀想な人生』と言うラベルを貼ってしまう。
そのラベルを剥がすと人はまた別のラベルを上から貼る。イタチごっこである。
自分で見るわたしの人生、人から見るわたしの人生、項目に並べたわたしの人生。
同じ物のはずが、こうも違って見えると考えるだけ馬鹿馬鹿しく、時間の無駄なようにも思えてくる。
結果、わたしにとっても他人にとっつもどうでもいい話なのである。
愚痴ノート @s-aoi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。愚痴ノートの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
diary 最新/YOUTHCAKE
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 97話
箇条書き日記最新/夢月七海
★34 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1,642話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます