少女の喜びも驚きも悲しみも見る景色も、一つ一つが柔らかくて綺麗な文章で書かれていて良い雰囲気の作品でした。寂しさはあるけれどそっとそのまま眺めて置いておきたいような世界観の作品です。
美しさを詰め込んだ、小説というよりは詩のようなお話でした。事物すべてが透き通っていて、感情の動きも透明で淡い美しさに満ちていました。