第2話 ポリディティス・ポッド・ポゼリア・ピト・パパス
このクソのような夢は、既に三日も見続けている。
最初は異世界ファンタジーktkr!!なんて浮かれていたが、そんな事はなかったぜ。
本当に、頭がおかしくなりそうだ。
まずこの国の名前は「WAKI国」…。なのだが、この世界での「国」と言う単語は「ファック」と言う言葉に置き換えられる為、
これからWAKIの後に、その「国」を現す言葉を付ける事をなるべく控えさせてもらおう。
脇ファとかレベル高すぎるんで。
さて、そんなWAKIは、立地や天候からか敵の…。
敵のファッ………敵国から狙われている。
穀物は育ち、四季折々の風景も素敵…。
ただ、周囲に存在する「東の国」「西の国」「北の国」「南の国」は野蛮で、現状を言うのであれば5カ国冷戦状態である。
んで、細かい事は聞いてないが、その状態の事をこの国では「5P」と言う。
…勘弁してくれ。
さて、そんなこんなで毎日作戦会議勃発状態なのだが、はっきり言って皆の発言レヴェルが高すぎて、もはやデスレーヴェル…。
以下、作戦会議の様子をご覧いただこう。
…。
…。
…。
老師「ニプルファック攻めを行おう」
「勘弁して下さい!?」
老師「ティンポ殿!!そんな弱腰でどうするのです!?このままですと、ニプルファックはスカルファックと手を組みますぞ!?」
「レベル高すぎるんだよ…」
…。
ニプルってのは南の国だ。そして、スカルは東の国。
…ちょっとレベル高すぎるんで逃げて良いですか?
女騎士「そうは言うがティンポよ…。今、弱さを露呈しているのはニプルしかない。こういう時、「弱い所を突く」のが常道だろう?」
うっせぇ!お前はケツが弱そうなくせに!!
老師「それに、もしもあ奴らが同盟を組みでもすれば…!」
女騎士「ああ。それこそ「大ファック同盟」にでもなるだろう…」
なんだよそのヤリサー。
「…いや、まあ…そこが弱いなら…うん、やらざるを得ないんだろうけど…」
バタン!!
国王「そんな弱腰でどうする!!ティンポよ!!」
「!!」
女騎士・老師「ファック王様!!」
二人は、俺の後ろで開かれたドアに向かって膝をつく。
…国王。絶対権力者…。つまりファック王…!
そして…!そして…!
「お…親父…」
国王「…」
見た目が現実世界のマジの肉親の血縁のお父様こと「親父」にそっくりなんだよ!!!
しかも、そんな下劣な冗談!全く言わないキャラだろうがてめぇ!!
なんだよ!?異世界に来て頭ん中お花畑にでもなっちまったのかてめぇ!!
国王「…ティンポよ。お前をそんなに弱く育てた覚えはないぞ…?」
いや、ティンポを親父に育てられるとか?自殺モンなんだけど?
女騎士「ふ、ファック王様?後ろのお方は…?」
国王「ああ。先日より同盟を組んだ「ドワーフ」だ」
ドワーフ「よろしくな!!」
…なんで種族名とかはファンタジーしてんだよ。
ドワーフ「こいつが閣下か?」
国王「ああ」
「…ティンポだ。よろしく」
ドワーフ「なんだぁ?頼りなさそうな奴だな?」
…脱いだらすごいんです…ってか?
ドワーフ「で、ニプルファック攻めと聞いたが?」
老師「ああ。攻めるにはそれなりのアナルが必要でな…」
…もっと恐ろしい事を伝え忘れてた。
この世界で「兵器」と言う言葉は「アナル」に錬金術される。
ドワーフ「クックク…なるほど。それでは我々は早速、アナルの手入れに取り掛かろう…!」
はっ?ガチムチのオッサンが何を手入れするって?
ドワーフ「いつでも使えるように磨き上げなければな!!」
うっせぇ黙ってろ。やかましいわ。
女騎士「…頼りになりそうだ」
国王「ああ。間違いないだろう」
老師「…あとは」
「…え?こっちみんな」
老師「ティンポ殿が決める事です…。いずれは…ご決断を…」
女騎士「どこを攻め、どこを受け入れ、どこに精力を注ぐかが肝心だぞ?」
「…了解した」
国王「…以上。作戦会議は終了だ」
…。
皆がわらわらと持ち場へと戻っていく…。
…まじでそれどころじゃねえってのに…。
「…え?」
ドワーフ「…!…!」
…いやいや、待て待て待て!!なんかドワーフが目を輝かせて手招きしてる!
怖い!
ドワーフ「ティンポさんよ…!ワシらが種族の誇りのアナルを見に来んか…!?」
やだよ!!!
…いや、落ち着け、ただの兵器だ。兵器…兵器…そんな汚らわしいものじゃ…!
ドワーフ「クックック…素晴らしいアナルの数々、きっと魅入るじゃろう…!」
まいった。アナルって複数あるもんだったんか。
ドワーフ「ええい…!本音を言おう!見せつけたいんじゃ!自慢したいんじゃ!ワシのアナルを!!」
「勘弁し…」
…いや、どうしようもないわこれ。
このおっさん、「まぁまぁまぁまぁ…」とか連れてくタイプのおっさんだわ。
「…いや、行きます」
ドワーフ「かっかっか!!それでこそ閣下と言うものよ!!」
ドワーフ「あ!別に「閣下」と「かっかっか」を掛けた訳ではないぞ!?」
しらねーよ…。
勘弁してくれ。
…。
…。
…。
「…ここは?」
…なんとも薄暗い倉庫に案内されたものだ。
嫌な予感しかしない。
「!!」
ギギギギギギィィィィィイ!!
ドン!!
こいつ!扉閉めやがった!マジ真っ暗!つか何!?俺ホモビにでも出されるの!?これ!?
ドワーフ「待っとれ…今灯りを点けよう…」
ドワーフ「クックック…!さあ、アナルは目と鼻の先じゃ!」
嫌だよ!?なんで灯り点けたらオッサンのケツを鼻先に押し付けられなくちゃいけねぇんだよ!?なんの罰ゲームだよ!?
シュボッ…
ドワーフ「…よし。点いたか…。ほれ、ランプじゃ」
「…あぁ。ああ」
ドワーフ「どうした?神妙な顔をして…」
「…す、凄まじいアナルを見るんだ。そりゃ神妙な顔にもなるさ…」
ドワーフ「それもそうか…よし。着いてこい」
かつ…かつ…かつ…
ドワーフ「…これじゃ」
「…これか?」
ドワーフ「さあ!思いっきり布を剥ぎ取れ!!」
…いや、普通に布が掛けられてるだけだ。別に変な言葉じゃない。
バサァ!!
「…こ、これは…!?」
ドワーフ「…ディスバリア式ルトリニア弾ドミニアム放射カノン…じゃ!!」
「ほう…」
…けったいな名前だな。
まあ、銃とかそういうカッコいいの好きだから、目の前のカノンは確かに素敵に見える。
ドワーフ「通称「ディルド」じゃ」
「…」
「…?な、なんだって?」
ドワーフ「ディスバリア式と言うのは、射出機構が…」
「そこじゃねえよ!?通称なんだって!?」
ドワーフ「ディルド」
「ディルド…」
ドワーフ「ディルド」
…。
は?
ドワーフ「見よ…この砲身を…」
…え、えと…。
す、すごくおっきいです…。
ドワーフ「玉を発射するとなぁ…?ここが上下に動くんじゃ…」
「あ、はい」
ドワーフ「上下に動き、次の玉を装填…。いつでも次が撃てる仕組みでな…」
「…」
ドワーフ「聞いておるか?」
「…い、いや。説明は結構。使い方は女騎士にでも伝えてくれ」
ドワーフ「ハッハッハ!!上物を前に恥ずかしがらんでも良いぞ!」
…恥ずかしいってか、どうしようもない気持ち。
誰かこれを受け止めてくれないかな?
「…つ、つまりは連射機構…であるという事だな?」
ドワーフ「そうじゃ!何発でも発射の出来る!心地よいアナルじゃ!!」
「…oh」
ドワーフ「…?どうした?遠い目をしおって」
「なんでもないです。えっと…じゃあ、不本意だけど使い方を教えてくれ」
ドワーフ「良いぞ!」
…。
大丈夫。兵器の名前はアレだけど、きっと説明は普通になる!多分大丈夫!
ドワーフ「まずは、オナホにローションを入れる」
「ぱーどぅん?」
ドワーフ「オナホにローションじゃ」
「…」
ドワーフ「ああ!そうじゃったそうじゃった!ディスバリア式のカノンは初めて見るのか!」
「あ、はい」
ドワーフ「仕方がない…そこから説明してやろう」
ドワーフ「ディスバリア式と言うのは、オナのホールよりローションを入れるのじゃ」
「…お、オナ…?ほ、ホール…?」
ドワーフ「ディスバリア式はな?発射された後に、その反動を利用して次弾の装填をする。その反動利用装填と言う言葉を略して「オナ」じゃ」
…何も略されてなくね?
それとも何?3.14をπって略す感じ?
「…お、オナね…」
ドワーフ「そして、余分な反動ガスを逃がすホールがこのホールじゃ」
「…あ!穴は普通にホールかよ!?分かりづれえな!?」
ドワーフ「そして、そのオナが円滑に動くよう、ローションを入れるのじゃ」
「…え?この液体…?」
ドワーフ「ローションじゃ」
「…ちょっと触らせてくれ」
…。
…油でした。
ドワーフ「ローションによって、オナホール内の気圧、そして次順回転動力装置が可動する機構をディスバリア式と言うのじゃ」
「…ち、ちなみに、次順回転動力装置…って、何か略されたりしないのか…?」
ドワーフ「…?何を言っとるんじゃ?ある訳なかろう」
「…!」
ドワーフ「…なんだか、釈然としない顔をしておるが大丈夫か?」
「…ああ。俺の知識不足を痛感しただけだ」
ドワーフ「カッカッカ!!正直な奴じゃ!」
ドワーフ「ワシはそう言う男は嫌いじゃないぞ!!」
勘弁。
ドワーフ「…良し!もっと良いアナルを貸してやろう!期待しておれ!」
ド勘弁してください。
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