朝、目が覚めたらファンタジー異世界のチ○ポになってた件

ドリメタ

第1話 朝、目が覚めたらファンタジー異世界のち○ぽになってた件


…最近俺は疲れてる。

いや、本当にヤバイ。

何故なら、「変な夢を見るから」だ。


その夢を簡単に言うのであれば「ファンタジー世界の架空戦記」だ。

「ふむ…いや、別に寝る前のチラ裏的には普通じゃない?」

はい!そう思った君達!残念!メチャクチャ残念でした!

「え…?グログロなダークファンタジー的な…?」

違うんすよ…グログロと言うより…。


…エロエロっす。


「なんだ、いい夢じゃんか。真夏の夜のいn」

死ね。氏ねじゃなくて死ね。

そんな話じゃないんだ…。

そんな…簡単な話じゃないんだ…。

…最近、眠るのが怖い。

眠った先で、今やっている仕事なんて目じゃないほどに疲れるんだ…。

本当に…本当に…。

ヤバイ!!


だけど、仕事から帰って布団に入った瞬間、俺の意識は遠くへと飛び出してしまう。

そう…今日も俺は夢の中で「閣下」になるんだ。

可愛い女の子達が寄ってきて、気の強い女騎士と女勇者がいて、

ガチムチなオッサンドワーフが武器の手入れをして…。


…夢が始まると、俺は…。

夢の中で…起こされる。


そう、今日も俺は…「閣下」になっているようだ。



…。

…。

…。


メイド「…っか…閣下…」


メイド「起きて下さい…閣下」


「ん…」


メイド「起きて下さい。ティンポ閣下」


「…」


「勘弁してくれ」


そう…。

このファンタジー世界での俺の名前は…。


「ティンポ閣下」なのだ!!!!!



…。

…。

…。

ふと思う。

海外には「チンチン」と言う花がある。

海外には「レマン湖」と言う湖がある。

…はい、変な事考えた奴、挙手!


…ふむ。

俺は日本人だからそう言う風に聞こえるだけであって、外人からしたら変な話では無いのだろう。

つまり、アッチ側ではパツキン美女がナチュラルに「Hey!TINTIN!」「WOW!TINTIN」「OH!BIG!」「TINTIN is Dekkai!」…とか言ってるんだろうなぁ。


逆に「萌え~!萌え~!」とか言ってる連中共。

おい、外人からしたらそれ、「陰毛~!陰毛~!」って言ってるんだぞ?


まぁ、結論を言わせて貰うのであれば?

「俺の名前「ティンポ」ってのは、別におかしい言葉じゃないんだ」。

俺も皆も日本人だからおかしい話に聞こえるだろうけど、別におかしい事なんてないのだろう…。


そう思ってると!!



ドンドン!

バタン!


女騎士「おっと…起きていたか、ティンポよ」


「勘弁して下さい」


女騎士「すまないな…朝から」


メイド「でも、素晴らしい目覚めなようですよ?」


女騎士「ふむ…確かに、力に満ちていそうだな」


頼むから勘弁して下さい。

力に満ちるってなんですか?(意味深)なんですか?


メイド「さぁ閣下!本日は大切な作戦会議がありますよ!」


「あぁ…そう言えば」


女騎士「あと30分もすれば始まるぞ?顔を洗って、しっかりと目を覚ますのだぞ?」


「へいへい…」


女騎士「…」


「ん?俺の顔に何かついてるか?」


女騎士「別に…では、さきにイかせて貰おうか」


おい…おい。


メイド「それでは、お召し物はこちらに…」


ティンポ「アッハイ」


メイド「それでは、失礼します」


…。

うん。

勘弁して下さい…。

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