第632話うれしきもの(1)

清少納言先生:今日はうれしくなるもののお話です。

舞夢    :了解しました。訳をしてみます。


まだ読んだことのない物語の最初の巻を読み終えて、何とかして続きを読みたいと思っていたら、その後の続きの部分を見つけだした時。ただ、そうして読んでみたら、大して面白くなくがっかりすることがある。

他人が破り捨てた手紙を継ぎ合わせて、その同じ続きを何行も読み進めてゆける時。

それと、不思議な夢を見て、怖いと思っている時に、大したことがないと夢判断をしてもらうと、本当にうれしい。


清少納言先生:はい、そこまで。

舞夢    :夢判断をされる人がいたのですね。

清少納言先生:夢は何かのお告げと思われていたのです。

舞夢    :大丈夫と言われれば、それは気が楽になるのですね。

清少納言先生:はい、それは、本当にそうなります。


※うれしきもの(2)に続く。

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