第560話清水などにまゐりて

清少納言先生:今日は清水に参詣した時の、本当に短い文です。

舞夢    :了解しました。訳をしてみます。


清水に参詣する時などは、坂本を登っていく途中で、柴をたく香りが車の中まで漂ってきます。

それさえも、格別に心に沁みるようで、なかなか面白いのです。


清少納言先生:はい、お疲れ様。

舞夢    :清水坂の下から車で登っていく時に、おそらく近くの民家で炊事のためでしょうか、柴をたくのですね。

清少納言先生:そうですね、南には墓地としての鳥辺野があるけれど、それ以上に民家ならではの香りでしょうか。


※当時は、柴を焼く煙は、都を離れた土地での侘しさを象徴するものだったようだ。

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