第393話正月十余日のほど(2)
清少納言先生:続きをお願いします。
舞夢 :了解しました。
また綺麗な髪をした女の子たちがやってきました。
衵は少し破れていて、袴は糊も取れているけれど、袿は上品なものを着た三、四人です。
「卯槌の木にするから、それにちょうどいい枝を切っておろして欲しいの、ご主人様も欲しいっておっしゃっているから」と声をかけるのです。
少年がその枝を切っておろすと、少女たちは奪い合うように手に取って、足りないのでしょうか、木の上の少年に向かって
「私にもたくさんちょうだい」
などと声をかけるのが可愛らしいのです。
清少納言先生:はい、そこまで。
舞夢 :なかなか無邪気で可愛らしいですね。
清少納言先生:これはこれで、絵になります。
正月十余日のほど(3)に続く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます