第240話ねたきもの(4)
清少納言先生:続きをお願いします。
舞夢 :了解しました。
受領程度の家に、それ以上のお方の下男が訪れ、礼を失した言葉遣いをする。
しかし、そんな言葉遣いをしても相手がどうにもできないだろうと、傲慢な態度を押し通すのことなど、本当に気に入らないのだと思う。
読みたいと思っている手紙を、他人に取り上げられてしまい、私が取り戻せないようにと、庭におりてまでして立って読んでいるのは、本当に気に入らない。
追いかけていった時に、簾のところで立ち止まって読んでいる場合は、簾の外に飛び出してしまいそうになる。
清少納言先生:はい、お疲れ様。
舞夢 :やはり仕えるお家の身分をカサに着るんですね。
清少納言先生:身分社会なので、しかたないとはいえ、気に入らないでしょうね。
※現代でいうと、親会社の社員に、子会社の役員がペコペコする感じなのだろうか。
やはり身分社会、官僚社会は、日本の伝統なのだと思う。
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