第231話内裏は五節のころこそ(3)
清少納言先生:続きをお願いします。
舞夢 :了解しました。
行事の仕切り役の蔵人が着ている掻練襲は、他の装束と比べて格別にすっきりと見える。
褥をしいてあるけれど、かえって褥を当てることができないので、五節の局の簾の下から、女房が袖や裾を出しているのを見て、それをほめるとかけなしたりで、五節の頃は、他のことには気が向かない。
清少納言先生:はい、そこまで。
舞夢 :褥もあっても使えないということですね。
清少納言先生:座っている場合でもなくね。
舞夢 :それで暇つぶしに、少しだけ見える女房の袖とか裾の評価ですね。
清少納言先生:誰が着ているとか、なんとかかな。
内裏は五節のころこそ(4)に続く。
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