第151話しのびたる所にありては(2)
清少納言先生:それでは続きをお願いします。
舞夢 :了解しました。
また、冬の夜で、ものすごく寒い時に夜具に包まって寝ている時に、聞こえてくる鐘の音。
まるで何かの底でうなるように籠もって聞こえる音が、本当に面白い。
鶏の鳴く声も、鳴きはじめは羽の中にくちばしを埋めたかのように、くぐもって聞こえるのだけど、とても遠い場所からのように聞こえます。
その声が、空が少しずつ明るくなるにつれて、近々とはっきりと聞こえるのも、面白みがあります。
清少納言先生:はい、お疲れ様。
舞夢 :まあ、さすが、先生の表現のほうが、面白いです。
清少納言先生:えへへ・・・でしょ?
舞夢 :今度、先生と聞こうかなあ・・・
清少納言先生:ふ・・・どうするかな・・・
清少納言先生は、ニヤリで返してきた。
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