第106話をのこは、また
清少納言先生:今日は男性の話になります。
舞夢 :了解しました。訳をしてみます。
一般男性としては、随身になると良いでしょう。
見るからに名門貴族で魅力あふれる貴公子であっても、随身を伴わなければ、全く味気がないのです。
弁官など、大変魅力あふれるお役目だと思いますが、下襲の裾が短く、随身を賜らないのは、本当に冴えない様子です。
清少納言先生:はい、お疲れ様。
舞夢 :随身というのは、身辺警護の武官だとお聞きしました。
清少納言先生:はい、それぞれの役職に応じて数も定められています。
上皇が十四人、摂関で十人、大臣、大将では八人となります。
舞夢 :弁官はどういう位でしょうか。
清少納言先生:大臣の下に、大納言、中納言、参議、大弁、中・小弁、少納言、外記となっています。若い人とか駆け出しの仕事かなあ。
舞夢 :下襲の裾については?
清少納言先生:弁官の仕事は、忙しいので、動きやすいように短い裾にします、まあ、仕方がないけれど。
一般男性の宮仕えについての記述になる。
身分の高い貴族の男性の警護とか、引き立て役としての仕事や価値なのだと思う。
仕事で忙しく、ゆったりと裾を伸ばしてなんていられない弁官、随身など面倒だったのだと思う。
確かにゆとりなどはなく、美観などとは、程遠い。
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