第105話主殿司こそ
清少納言先生:今日は
舞夢 :はい、それでは、訳してみます。
庶民の女から見れば、主殿司ほど、うらやましいものはありません。
良家に生まれ、身分的にも幸せな女性にも是非経験させてみたいお仕事です。
若くてきれいな人で、服装にしても品があるものを身に着けているのなら、より素晴らしいことになります。
また、多少、年齢を経て、故実を知り、落ち着いた態度で仕事をしているのも、見た目が良いものです。
主殿司の女官で可愛い顔をした女性を、一人ぐらい後見して、装束も季節に応じて、裳や唐衣も時流に合わせて、あちらこちら出歩かせてみたいものです。
清少納言先生:はい、お疲れ様。
舞夢 :主殿司は、後宮十二司の一とのことですが。
清少納言先生:はい、後宮の掃除、灯火、薪炭などの管理です。
舞夢 :やはり、キビキビという感じでしょうか。
清少納言先生:はい、いろんな実務ですのでね。
実務を良家の子女にも経験させてみたいという考え方だと想う。
ただ、のんきに過ごしているだけの女性を、清少納言は評価しない。
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