第101話にげなきもの(2)
清少納言先生:続きをお願いします。
舞夢 :了解しました。
年寄りの男が寝ぼけている様子。
また、年寄りで濃いヒゲを伸ばしている男が、椎の実を摘んで食べている様子。
歯が抜け落ちた年寄りの女が、すぼんだ口で梅を食べ酸っぱそうな顔をする時。
女官の真似なのか、緋色の袴をつけている庶民の女。
最近は、そんな女が増えてきてしまった。
清少納言先生:はい、お疲れ様。
舞夢 :そのものズバリで面白いです。
清少納言先生:今風に言うと、毒舌かなあ。
舞夢 :緋色の袴とは?
清少納言先生:女官でも、下っ端が着るの。何回も禁止されたの、紛らわしいからね、でも流行っていたの。本当にどうしようもない。
女官へのあこがれなのか、それとも単なるファッションか、それとも誰かの気をひくためか、それで騙される誰かがいたのだろうか、興味ある記述である。
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