第98話虫は(3)

清少納言先生:続きをお願いします。

舞夢    :了解しました・


夏虫は、本当に魅力があって可愛い虫です。灯りを引き寄せて物語などを読んでいる時に、書物の上で飛び回る姿など、可愛らしくて心がひかれます。

蟻については、どうしても好きになれないけれど、まず身が軽いこと、水の上を、どんどん歩いて、あちこちにいるのが、興味深いかな。


清少納言先生:はい、お疲れ様。

舞夢    :夏虫は、読書の友なんですね。

清少納言先生:そうですね、ジャマにはならないですし。

舞夢    :蟻が水の上をねえ・・・

清少納言先生:見たことないの?

舞夢    :全然・・・


確かに、蟻も見ない。

気をつけてみれば、わかるのだろうか。

虫に心を寄せるという生活もしていないけれど。

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