第37話たゆまるるもの

清少納言先生:今日はすごく短いですよ。

舞夢    :はい、どんな日も仰せのままに。

清少納言先生:ふぅーん・・・


気が緩んでしまうもの

精進の日の勤行

まだ遠い日の行事のための準備

寺に長く参籠している時


清少納言先生:はい、お疲れさま

舞夢    :なかなか、緊張感というのは、保ち続けられないものです。

清少納言先生:形式にとらわれ、こだわりすぎると、そのもの自体をおかしくする。

舞夢    :儀式のための儀式ですか。

清少納言先生:そこまでわかっていればいいかな、ありがとう。



清少納言先生が「ふぅーん」と言ったのは、理解度をためすため。

だから、深読みしてみた。

確かに儀式のための儀式、しきたりのためのしきたたりでは、興ざめで緊張感を保つことは難しい。

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