最後の最後まで『ビタミンC』が気になってしまう。続きを読まずにいられない。
掌編でささっと読めて、謎があって、主人公はエレガントで、クールで、ストーリーは展開があって、かっこいい。美味しいものギュッと凝縮しましたって感じで、言って見ればある意味ビタミンC(?)的な良さがありました!
ビタミンCが必要だ、ではそのビタミンCとは何か? という極めてシンプルな謎であるが、これはすごいですね。ぐぐいぐいぐい、てなもんで、物語を推進していく力がある。なんなのー!? これなんなのーー!!?? って。結末についてはミステリなので明言は避けるが、ーーーーの趣があり、個人的にはもうちょっとーーーに振れても面白い気がするが、充分解決していると思います。ご安心ください。