王立図書館の守護者<ガーディアン>
葉月透李
本文
王立図書館の守護者<ガーディアン> 登場人物
シィーラ・ノクターン
十九歳。紅茶色の髪は肩を超すくらい。瞳の色は白緑色。少女。
王立図書館の司書。幼いころから本が好きで読み漁った結果、大抵の事は何でも知っている。性格は負けん気が強く、良くも悪くも真面目。真面目過ぎて融通が利かない。見た目は女性らしく可憐だが本に対する思いはかなり熱く、怒ったら怖いと周りからささやかれている。だが本人は気にしておらず、本にしか興味がない。ギルファイとは上司と部下の関係(らしいが別段言われたわけでなく、実はよく分かってない。一緒に行動するのが多いので空気で察している)。シィーラの扱う魔法書は「植物学」。
好きな本……オールジャンル
司書の証……葉っぱの形
ギルファイ・バルド
二十五歳。紺青色のさらさらした髪に群青色の瞳。青年。
王立図書館の司書。勤務してだいぶ長い。かなり身長が高く、百九十くらいはある。整った容姿に引き締まった身体を持ち、女性からモテる。が、本人はいつも仏頂面。そして曲がった事は嫌い。しかも人間不信なのか、特定の人物以外は基本信用しない。かなりの自由人で何を考えているのか読めないところがあるが、ドッズ曰く、分かる人には分かりやすいらしい。
好きな本……?(不明)
司書の証……?(いつもつけていないため、不明)
セノウ・ステンマ
二十歳。横髪が長くて後ろの髪が短い銀色。菫色の瞳。女性。
王立図書館で働く司書。元々魔力を持っている魔術師の家系。故にどんな魔法も大抵使える程の実力者。だが国の法律により、魔法を使うのは王立図書館の中のみとなっている。飄々とした性格で、性格はシィーラよりも子供。本が好きで司書になったのだが、その知識はシィーラに引けを取らないほど豊富。魔法書がなくても魔法は使えるため、個人の魔法書は持っていない。
好きな本……魔法書
司書の証……魔方陣の形
アレナリア・ミシェル
二十代後半。長くてふわっとした茶髪に珊瑚色の瞳。女性。
王立図書館で働く司書。司書の経験が長い、笑顔を絶やさないお姉さん。元々歌姫だったが、本が好きすぎて司書となった。その美声を生かして絵本の朗読を行ったり、舞台で本の主人公を演じたり、文化面で力を発揮している。アレナリアが扱う魔法書は「世界の音楽歌」。
好きな本……音楽・文化系の書物
司書の証……楽譜の形
ロンド・フランシス
二十三歳。淡いミッドナイトブルーの長い髪に藤色の瞳。青年。
王立図書館で働く司書。落ち着いた性格をしており、低いバリトンの声色は特に女性を魅了している。洞察力に優れており、頭脳派。主に指導する側での仕事が多い。ヨクとは同期で、世話が大変だと思いながらもおせっかいを焼いている。いつも丁寧だが、ヨクのせいで怒鳴ることもしばしば。気苦労が絶えない。ロンドが扱う魔法書は「海」に関するもの。
好きな本……推理小説
司書の証……雫の形
ヨク・セドリック
二十三歳。焦げ茶のはねている髪に、赤い瞳。青年。
王立図書館で働く司書。かなり子供っぽい性格でセノウといい勝負。ロンドとは真逆のタイプ。ロンドと同期でいつも迷惑をかけており、自覚はあるが反省はしてない。人をからかったり、魔法で勝負するのが好き。あっけらかんとしているため、裏表がない。何も考えていないようで、実はよく見ていたりもする。ヨクが扱う魔法書は「太陽」に関するもの。
好きな本……戦闘系
司書の証……炎の形
ドッズ・ジニー
三十歳。深緑色の短髪に同じ色の瞳。男性。
王立図書館で働く司書兼、責任者。様々な図書館で勤務していた経験があり、その経験により王立図書館ではトップの位置にいる。まだ若いが頼れる存在。顔が大人っぽいせいか、実年齢より老けて見られるのがちょっとした悩み。叱る時は厳しいが、グダグダ言わず一度すぱっと言うだけ。アメとムチの使い分けが上手い。だからか、司書みんなに好かれている。性格は少々ガサツで適当。ドッズも魔法書を使って魔法を使うが、特定の魔法書は所持していない。
好きな本……色々な新書。
司書の証……?(つけてはいるが服の中に入れているため見た者は少ない)
館長
六十代。白髪に金色の瞳。角ばった眼鏡をしている。男性。
王立図書館の館長。名前はあるが、誰にも公表していない。故に皆に館長と呼ばれている。図書館全体を魔力で守っている人物の一人。全ての仕事はドッズに任せ、それ以外のことで尽力している。だが何をしているのかは誰にも分からない。しかも神出鬼没で、ドッズでさえ滅多に出会えることができない。実は魔術師で、魔法書がなくても魔法が使える。いつも温厚でにこにこしているが、掴めない人物でもある。
好きな本……魔法書
司書の証……鍵の形
ウィル・ニコラス
三十一歳。白銀の短髪に眼光鋭い琥珀色の瞳。男性。
王立図書館の司書。裏の仕事専門。なので夜勤が多い。ちなみに裏の仕事の責任者でもある。見た目が怖いが中身は比較的穏やか。頼りになる皆の兄貴的存在。裏の仕事が主なため日々身体を鍛えている。司書勤務が長く、昔は鍛治屋で働いていた事もある。アレナリアを好いているが、特にどうかなりたいわけでもなく、ただ憧れている。だが好きなのは周りからバレている。ウィルが扱う魔法書は「火器」に関するもの。
好きな本……体術の本全般
司書の証……四角い形(本人から言わせると鉄の形らしいが、分かりにくい)
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