5



末永く暮らすがいいさ夏森に夕焼け刻む小さきモノよ


2


投げ込んだ骨壺なまずは瀬を蹴立て子孫を置いて遡る




休み明け振ったアイツに黒をぬる夜はしんしん部屋を埋めた



とげとげのキライたっぷり敷き詰めて笑顔で造るバラの花道




じろリ銀目が光ってる悪党あばよ防犯カメラここにあり




純だらだら今もだらだらかつて愛した夏はいまぐーたら冬




黒々と山は墓なり地に延べる死体は語る人は何もだ




あす最期ナイフ片手に一歩ずつ時間の歩みいかにも遅く

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短歌記憶帖5 森の 仲間 @Morino_miya

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