4
1
流鏑馬よ蹴り飛ばしてよ呆けがお秋は落雷啓示の葉っぱ
2
折れた人は身を投げる深い深い哀しみが青い青い海へ
3
夕の太陽唐くれないの針持ちて秋かぜ色に女の肌縫う
4
あの人が逝った便りから三月経ちいまだ潰れず少し愉しむ
5
おや綿毛とひと掬いのうららかさに小指だけを浸して笑う
6
咳をする廊下に鉛が置いてある迂回するのか人は見ている
7
こつこつと夜雨始まりただ座るコンクリ砕く青の景色へ
8
肉も果も腐るうだる夏蜻蛉子供そのままカゲロウに
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