第2話新しくはじめようか
「ありがとうございました」
「はーい、おつかれさまです。」
僕は、100%の笑顔のままスタジオを後にして楽屋へ、今はマネージャーと2人気まずい空気。やさしい顔の美人マネージャー。共演者からうらやましがられるほどである。しかし、それはただの表向きである。
「何?今日の歌?え、人気アイドルっていいですね~。あんな下手でもCD出せちゃうんだもん。でも、だーれーもー買・わ・な・い・よ」
「はい……すみません。」
ぼくは、こんなんでも人気アイドル
「ホント、へ・ん・じ・だ・け。何考えているの」
「はい……すみません……。」
まるでロボットのように情けないぐらいおなじことしかいえない自分がいる。___
いや、本当にロボットなのかもしれない
「はぁ…… もういいわ。」
マネージャーは仕事をあけるのが大嫌い。今、僕が風邪だろうと仕事だけは無理矢理でもさせる人。また、スキャンダル的なうわさが流れるのも大嫌いで、終わったら……
「風邪なら早く寝て、明日には直すこと」
「は、はい」
このあとすぐに、僕の家。
「おとなしく寝てなさい。」
ガチャ。急に静かになり、しばらくして冷蔵庫の音が聞こえた。はぁ…___
こんなんだから友達0人……。
はぁ……。
ため息ばかり 疲れた。
25歳で友達がいないのは、恥ずかしいな。友達作ってみるか……
っていうか、まず作れるかな……
あ、無理だ。あのマネージャーに見つかったら僕は、どうなるか分からない。マネージャーにばれなくて友達が作れる方法なんてあるのだろうか。
うん、ない……
あ、あった。パソコンだ、チャットだ。別に僕だってばれないし、マネージャーにも気づかれない。
うん、うん。そうだ、そうだよ。これで寂しさともお別れだ。
さっそく……あ、たくさんあるな。どれにしよう。まぁこれでいいや。「話そうよ」?か、1対1で話せるんだ。
なんかチャットっぽくないなまぁこっちの方がばれないし、こっちにしよう。にしてもいろんな人がいるな、ナンパしたいから女の子限定までかいてある。「リーン」
え、なに……あ、さっそくメッセージが届いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます