IRON CHEEK 2ND VOL.

 登場人物

シモン・ジェイス・ド・グラム……ジェラール陸軍少将。エハンス鉄甲騎士団副団長。

ベルナール・デュラン……ジェラール陸軍准尉。元エハンス騎士。

シャルル・ブロワ……ジェラール陸軍中尉。ブロワ派の剣術家にして元エハンス騎士。

ケリー・コーシー……ジェラール陸軍曹長。元エハンス騎士。

アレクサンダー・ライル……ジェラール陸軍中将。元砂漠の傭兵。




 遠い北バイールステップに心地よい風が吹く季節、この大国の風は塵芥の運び屋でしかない。ジェラールでは多くの問題が顕在化し始めている。フレイン開戦での損害は戦力の消耗にとどまらず、資源調達の面でも深刻だった。

 その後、第三師団とグラム中隊はフレインでの敗戦にもかかわらず多くの人員が階級を上げた。ライルは大将になり、私も少将にまで昇進したのだ。これは際限なく入隊してくる兵士をまとめるために必要なことなのだろう。

 私はウエストバイア側の北部駐屯地にいる。名目上は陸軍省直属の独立部隊であり、行けといかれた場所に行かねばならない。そのなかで、隊員たちはいつもひとつの目的を持って行動している。この日は、シャルルが定期の報告に来る時間だ。彼のノックは他の隊員より控えめであるためすぐにわかる。私は手を叩いて入室を促した。

「グラム様、ミレーヌ王女殿下の件で参りました」

 その報告を期待を持って聞けるようになったのは先月からだ。手がかりは少しずつ見つかりはじめている。様付けは歯がゆいが、あれほど忠実な部下が訂正しても聞かないため諦めていた。

「ご苦労、シャルル。して、どうだ」

「はい。こちらの資料を見ていただきたい」

 シャルルは映像ファイルを取り出した。

「殿下はウエストバイアに渡られたようです。フレインかと思っておりましたが、知己を頼って北上したという説が有力となっております」

 ウエストバイアに王家の知己とは。私はひとつだけ心当たりがあった。

「メイソン伯は既に凋落の一途を辿っている。跡取りの保険とはいえ幼子を抱えることは困難だろう」

「おっしゃる通り、メイソン伯の周辺に十七歳程度の少女がいるという情報はありませんでした。ここから導き出されるのは」

「既にお亡くなりになられているか、あるいは施設に預けられたか」

「前者は、考慮しません。私は殿下のご健在を信じておりますゆえ」

「なるほど、よくやってくれた。だがここまでの調査を、どうやって行ったのだ」

 シャルルは少しうつむき、細く声をあげた。

「アランに、錆に依頼しました」

「錆、か。それならばこの内容も納得だろう。しかし、盾の錆が生きていたとは」

 盾の錆。それは千年王朝を守ってきた特殊部隊だ。その真価は外交で最も示され、情報を盗み、逆に偽の情報を流し、ついには暗殺も遂行した。痕跡は何も残さず、ゆえに彼らは栄光あるエハンスの影であった。

「多くは死んだそうですが、一部は生き延びて傭兵をやっているとか。そして、アランはこうも言いました。地獄のジェラール戦役の最中、数人の軍事死刑囚が脱走した。中にはロベールや、あの忌まわしきルイの姿もあったと」

 エハンスの軍事死刑囚はジェラールにて再度法廷にかけられ、のちに全員が執行されたと聞いている。ゆえに脱走の事実は確かに衝撃を受けたが、しかし今は目の前の情報だけが重要だ。

 しかし、である。ウエストバイアの国柄、孤児院などほとんどないはずだ。私には嫌な予感がよぎった。

「黒い箱」

「そうです。さすがの錆も黒い箱までは手が出ませんでした。ですが年明けならば、隙もできましょう。殿下が黒い箱に入られたのか、そこで明らかとなります」

 シャルルの表情からは悲愴が見て取れた。当然だろう。ご存命の可能性が、限りなく薄いことを意味しているからだ。

「グラム様」

「わかっている。殿下がご存命ならば、もう黒い箱にはおられない。連隊も抜けられているだろう。だが資料があるはずだ。不本意であるが、その錆の者をもう一度使えんか」

「それには及びません。ケリーが参りますゆえ」

「ケリーか。やつなら大丈夫だろう。分かり次第、通信してもらう」

 ところでグラム様。シャルルは私が忘れかけていた重大な事項について問うた。

「黒い箱では、いったいどこと戦うのですか?」

 ふむ。私は思案する必要があった。上から詳細な情報は受け取っていない。きっと除夜祭の始まる前には言い渡されるだろうが、それでも異様に遅かった。

「おそらく、ウエストバイア正規軍になるだろう」

 私の推測に、シャルルは驚きの色を見せた。

「以前の師団長の話では、ウエストバイアと手を組んでネメシスとアドラスティアを叩く手筈になっていたのでは」

 無理だよ。私は大げさに手を振って見せた。

「師団長もわかっているはずだが、今のウエストバイアなどもはや道化だ。誘いに乗る必要はない。そしてアドラスティアはこちらから刺激せねば動かんはずだ。そのようなものよりもまず、我々は箱まで進軍する必要がある」

 実のところ、ライルがどう考えているかはわからない。おそらく本作戦の総司令官は彼であり、彼の第三師団に加えて第九機甲師団も合流するそうだ。この師団は第三より大規模だが、若年の兵士が多くあまり期待できない。とはいえ、ウエストバイアの兵となら互角に渡り合えるだろうから問題はなかった。

 しかし、肝心のウエストバイア側はどれだけの兵を用意してくるのか。黒い箱のみ、ということはあり得ない。小競り合いにするつもりがないのは向こうなのだから。公国陸軍の中でも自由度の高い巨人科第一第二旅団などが考えられる。とは言っても、兵の質は低く技量のある者もほとんどいないはずだ。

 ともかく、です。シャルルはひとつ咳払いをした。

「いずれの方針であっても、我が隊はもはや以前とは違います。ジェラールのグラム中隊ではない、新生鉄甲騎士団と呼べるでしょう。盾の紋が、黒い羽で汚れたことを除けば」

 彼は騎士であることに強い誇りを抱いている。それは彼が、貴族の生まれでないことに起因しているのだろう。平民騎士シャルルは、誰よりも主君に忠実だった。だが、肩肘を張りすぎてしまうのは彼の短所のひとつだ。

「ふむ、そうだな。シャルル、除夜祭に行ってはどうだ。昔ながらのジェラール風は意外と悪くないものだぞ。お前たちも戦に備え、羽を休めておけ」

「は、承知致しました」

 私室にひとり何をするでもなくいる退屈にも、もう慣れてしまった。今のうちに、ライルと話しておこうか。今回は指揮系統が独立しており、彼と動きを合わせる必要はない。しかし、軽視もできない。悔しいが、かの男の実力は本物だ。彼はジェラールの先鋒としてジグロを始め四カ国を併合し、その勢いをもってエハンスに手をかけた。今の彼が何を見ているのか、知る必要があるだろう。

 今日は十二月の三十五日。メサイア歴で七九九七年最後の日だ。騎士団はというと王国時代から続く宿舎の大掃除も終わり、事務上は憂いなどなく新たなる年を迎えられるだろう。ジェラール本国では九世紀の幕開けに備え、内政改革や軍備増強などが騒がれている。除夜祭に向け沸き立つ隊員たちに声をかけながら、ライルの私室へと向かった。

 彼が部屋を出てきたのは、ちょうど私がノックしようと手を伸ばしたときだった。

「おや、これはグラム少将。何用かな」

「年明けの黒い箱について、将軍のお考えをお聞きしたいと思い」

 ライルはそれがまるで些事であるかのように、わざと声を上げて笑った。

「異な事を言う。黒い箱がいかなる猿知恵をひねったところで、我々の敵はウエストバイアだけだ。ネメシスだのアドラスティアだのと、ジェラールはそのような者に阻まれるほど弱くはないよ」

「ネメシス、アドラスティア、どちらも世界に類のない強敵です。いかがなされるおつもりか」

 シモン、頭が固いのだ。吐き捨てるように、あるいは侮辱するようにその言葉は放たれた。

「なぜ敵対する必要がある。ドーフマン大臣も言っておろう。我々がほしいのは、領土だけだ」

 それもまた、そのとおりだ。今のジェラールを統べる陸軍大臣は顔も見せないが、時勢の読める才気ある人間だと聞く。私は十分な回答を得たとして、下がろうとした。

「エリオ、そして歌姫。私の知る彼らなら、今のジェラールが正しいことがわかるはずだ。狂気はより強い狂気によって滅びる。ジェラールの標榜する力は、いずれ平和へと昇華するのだ」

 それは、それだけは言ってはいけない。ジェラールは世界に対する悪として存在せねばならないのだ。なぜならなどと、理由を口にする必要がはたしてあるだろうか。私の愛したエハンスは、この国に滅ぼされたのだから。

「認めるものか。亡国の騎士はそれでも誇りを失っていない。いずれ、狂気には終わりが来る。その時まで、我らが騎士団はこの国にお仕えします」

 ライルの歪んだ哄笑を見た私は、不思議と怒りの感情はなかった。まだ我々の力は弱い。

「面白い。大臣も言っておった。野心を持たぬものに価値はない。王族を祭り上げて、先祖よりの土地を取り戻すか。やってみよ、できるものならな」

 我が兵は負けんよ、誰にも。嘯くライルは決して増長などしていない。それは事実なのだろう。ジェラールの軍事力はもはや大陸でも随一であり、彼らの進軍を阻むものはバイール山脈に吹く暴風をおいて他にない。

 だがそれでも、我々はすべきことをするだけだ。

 夜の熱気に浮かされた民は、何に酔っているのだろうか。多くは酒か熱気そのものだろうが、それだけではない。建国以来燃え続ける帝国主義の炎は、民たちを酔わせるのに十分な力があった。

 私は騎士団の仲間とともに、除夜祭でも見て気を紛らわすことにした。原始的な火の灯りの中、人々は踊り、騒ぎ、そして笑う。ヴィスクを飲み交わし、時には喧騒の中に身を投じ、私はそれで肩の荷を下ろそうとした。かつて傭兵たちの楽園だったというジェラール。狂気の風に吹かれても、変わらない心があるような気がした。

 それは土地に流れる血とでも、形容できようか。であれば、エハンスに流れる血はまだ汚れてはいない。

 民は再び、王政を求めているのだろうか。でなくとも、王女様の復権は望まれてもよいではないか。民に愛され、私たち騎士も心から殿下を愛していた。領土を再編された時のように、民主制との折衷を図った時のように、エハンスの民には柔軟な思想がある。

 その時私は、何者になれるのだろうか。

 人々は数字を高らかに叫ぶ。早いもので、これで十三回目の年越しとなる。全てを失い、望まぬ戦いを強いられ続けた我々にとって、臥薪嘗胆を思い起こさせる日は多い。

 その最たるものは三月二十日だろう。かつて何者にも侵されたことのなかった王宮に、禿鷲旗とくしゅうきが翻った日だ。

 だがこの一月一日もまた、それが悪夢などではないと突きつけられるような痛みを持つ。

 沸き立つ群衆とは対照的に、私の内側は冷めていく一方だった。考えさせられることばかりで、あまり流れに身を任せられない。

 今団長がいらっしゃれば、こう言う時は楽しむものだと背中を叩いてくださっただろうか。私は狭量な人間だった。

 祭が終わり、喧騒がまばらになっていく。すでに町からは戻ってきており、どこか落ち着かない私は部屋にも戻らず駐屯地を歩いていた。まだ熱気は漠然と周囲に存在しており、それらを避けるために歩いていた。


――何故それをグラム様に言わなかったんだ、シャルル。

 ベルナールの怒号はどこにいても聞こえてくる。大抵は些細な喧嘩かバックギャモンで負けたかどちらかなのだが、今回は流石に様子が違いそうだ。

 兵舎に近づくにつれて、シャルルの声も聞こえてくる。

――確証がない。あの機体はブロワ派本流の双剣ではなく、片手剣だったろう。だいたい、いくらブロワ派の門が狭いからといって技術が流れぬわけではない。砂漠経由でネメシスに渡ったとしてもおかしくはないだろう。

――可能性が、あるんだろう。俺たちが追いかけてきたのは、ずっとその程度の小さな手がかりだったじゃねえかよ。

 まさかお前。ベルナールのその先の言葉は聞こえなかった。

「おい、どうした」

 ベルナールの太い腕が、シャルルの胸ぐらに向かって伸びようとしていた。シャルルは煩わしそうに振り払うと、私の方を向き直った。

「グラム様、いえ、何も。お騒がせして申し訳ありません」

「何でもないってことはねえだろう、シャルル。言わせてもらうぞ。グラム様、ひとつ聞いてください」

「何だ、ベルナール」

 ベルナールが口を開くのを機敏に遮ったのはシャルルだった。その瞳は水のように静かだが、その手は怒りに震えていた。

「グラム様の前であればこそ、俺は平静を保てる。が、ベルナール。貴様は言ってはならぬことを言ったぞ」

 しかし。手を下ろした彼はすでに落ち着きを取り戻していた。

「奴の言うことも一理ありますゆえ、俺の口からお話し致します。あれはフレイン開戦でのこと――」

 シャルルは低い声で話しはじめた。その内容はたしかに確証がなく、推測の域を出ない。だがシャルルが、騎士団一の堅物がそうと知りながら言うのだ。信じるなと言う方に無理があるだろう。

「わかった。だがケリーには予定通り行ってもらう。問題ないな」

 ケリーは酒瓶を置き、座ったままこちらを向く。

「ありませんよ、副団長。ありませんがね、王女様の資料を黒い箱で探すってのは正気ですか?」

「正気、とは」

「あのおてんば姫なら、きっとどこかで元気でいらっしゃるだろう。我々が語っていることは、つまりこれですよ。はっきり申し上げますと、絵空事にすぎません」

 ベルナールならずとも、シャルルまで激昂した。

「な、ケリー、お前と言う奴は」

「グラム様のお気持ちを、考えたことがあるのか」

 止めなければ、少なくともベルナールは殴りかかかるだろう。私は大きく咳払いをし、制止の代わりとした。

「シャルル、ベルナール。ケリーの言うことはもっともだ。求める資料が見つかったとして、なお状況は絶望的だろう。なければ、振り出しに戻る」

 だがな。私はその頬に悲痛の色を出さぬよう苦心してきた。そのようなことは、シャルルもベルナールもわかっているのだ。

「我々は国を失った時から、もう正気には戻れないんだ。もし戻るとすれば、それはエハンスの竜紋が王宮にはためく時のみ。だから王女殿下が必要なんだ。亡くなられたのならば、そうだと明らかになるまで続けるさ」

 私の表情は、崩れてしまっている。頬が紅潮し、涙までは見せぬものの平静とはとても言えない。

 このような顔を、見せるわけにはいかない。私は背を向け、部屋を出ることにした。

 声をあげたのはベルナールだった。

「確かに国は大事だ。俺たちは国の盾なんだからな。だがな、ほんとはそんなの関係ないんだ。王女さまを見つけたいのは、副団長のため。そうだろ」

 そう言ってどうやら、団員の方を振り返っているのだろう。彼は感情の起伏が激しく、特に貴族の婦人にいたく不人気だった。だが男なら誰しも、この男の気風の良さに惹かれるものだ。

 内容自体は、私は喜ぶほかない。いくら騎士が主君に忠誠を誓おうとも、主君がいなければ何も生まれない。団長の後を継ぐ形で前に立った私が彼らの原動力となれているのならば、少しは団長に顔向けできるというものだ。

 グラム様。そう言ってベルナールは続ける。

「俺は勝ったから覚えています。王女さまがただ一度流した涙を。俺はシャルルみたく賢くはない。ケリーみたく特殊任務はこなせない。だから精一杯槍を振るいます。俺たちの気持ちは、同じだと思います」

 使いましょう、あれを。

「イージス。鉄甲騎士団の、本来の姿」

 騎士団の巨人の技術は、一部の者しか持ち得ないものだ。騎士であれば整備もしていたが、それでもシステムを再現できるわけではない。いまはもう失われた技術、そのはずだった。

 巨人は今でも、エハンスの技術者により秘匿されている。竜騎士団と近衛騎士団は全滅したが、鉄甲騎士団の機体はいくつか残っている。といっても戦闘に参加した機体は破壊されており、技術者が極秘裏に修理したものが数機残るのみだ。

 騎士としての戦であれば、相応の力が必要になる。だが、それは今ではない。

「まだだ。今回の我々の目的は王女様の捜索だ。この国に竜紋が翻る時まで、イージスは出せん」

 だが、代わりはあった。新型のテストが終わり、数日前に少数だが生産されたのだ。操縦の難しさは改善しきれなかったようで、熟練搭乗員のみが扱うことになる。この場合の熟練の基準だが、我が隊は全員満たしている。交渉により十二機の受領が決定しており、作戦まではその調整に勤しむこととなる。出力を限界まで上げて腕力で制御するベルナール、より繊細な制御を求めるシャルル、搭乗員が自分で外装や演算装置を組み替えるのだ。当然だが、性能も手への馴染み方もイージスには遠く及ばない。だが騎士は忠誠で戦うものだ。王女様のお姿をまっすぐに見つめる以上、その力はフレインとは比べ物にならないだろう。

 騎士団はやっと、その強さを少しだけ取り戻そうとしていた。

 年が明けても一日は休養となっている。だからと言って師団の正規兵のように飲み明かすわけでもなく、我々は宿舎へと戻った。皆、今は亡き祖国を思っているのだろう。老兵たちは皆死んでしまった。同じく副団長だったピエールも、老練な槍使いだったジョルジュも。まるで厄介ごとを押し付けるかのように、ジェラールの瓦礫と消えた。もはや私が最年長だ。思えば団長様の誕生日は、一月の四日に控えている。ご存命ならば、五十五歳だろうか。

 ともあれ国を亡くした時、私に頼れる人はもういなかったのだ。気づけば私は、皆の前でただ足を震わせていた。

 それが、皆よく戦ってくれている。私など至らぬところばかりだというのに。

 終わりの見えぬ旅も、次の作戦でひとつ区切りを迎えるだろう。私はエハンスのため、王女殿下のため、そして誇り高き騎士たちのために戦う。その第一歩なのだ。

 ならば行こう、そして確かめよう。我々が、何者であるのか。

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