クリスマス2016―解説編―
どうも。間川です。
このお話は「クリスマス」のお話の解説なので読んで方は本編を読んでからが良いかと。
では解説じゃ!
まずは、何故解説を書こうと思ったか。
解説編があればとのお話を頂いたからです!
私、それを言われて(。゚ω゚) ハッ!となり、書いている感じです。
経緯はこの辺で。
以下、ネタバレを致します。
ネタバレを見ない方が楽しめるという方は見ない方がよろしいかと。
まず、主人公であるミキちゃんの家はとても貧乏です。そのことからミキちゃんはお金持ちのカナちゃんへ友達以前に憧れを抱いていました。一方のカナちゃんはいつも付きまとってくるミキちゃんのことを不快に思っていました。もちろん、友達だとも思っていません。
ある日、カナちゃんはある作戦を思いつきました。その作戦を同じ高級マンションに住む友人にも伝えます。
12月24日。作戦は実行されました。ミキちゃんが人形から目を離した隙にカナちゃんの友達がこっそり人形を隠したのです。なぜこんなことをしたのかというと、ミキちゃんに盗人の称号を与えれば、カナちゃんには近づかなくなると思ったのです。
カナちゃんはミキちゃんに家に帰る様に促します。そして、カナちゃんとその仲間たちは高らかな笑いを響き渡らせます。しかし、ここであることに気づきます。このあとカナちゃんは両親にミキちゃんに人形を盗まれたと報告する予定でしたが、もしカナちゃんの人形が自分の家から見つかってしまったら計画はオジャンです。そこで友達がある提案をします。人形は私が持っているわ。カナちゃんは両親に頼んで、ミキちゃんから人形を返してもらうように言ってもらうのよ。
その友人の発案で、その日は解散となりました。人形はその女の子に預けました。
太陽が沈み、お父さんが帰ってきました。
カナちゃんは作戦通りにお父さんに言います。
お父さんは分かったと言ってどこかへ電話しました。
その電話相手こそ、サンタの正体です。
実は、カナちゃんのお父さん、暴力団関係のお偉いさんで、様々な伝手があります。お父さんが相談した相手はプロの盗人でした。お父さんが依頼したのは人形を奪い返すことでした。
サンタさん・・・という名の盗人は空き巣のプロで、どんな家にでも誰にもバレずに入ってしまいます。しかし、彼が依頼を指定されたのはオンボロの家で、防犯対策はおろか、家の鍵すら掛かっていませんでした。
彼はミキちゃんの家をくまなく探します。しかし、例の人形は出てきません。ここで想定外の出来事が起こります。
「サンタさん!」
ミキちゃんが起きてしまったのです。しかし、こんなこともあろうかとサンタの恰好をしていたのです。また、彼は両親が不在のことも知っていました。
実はミキちゃんのご両親、ただの出張ではありません。
―――夜逃げです。
ミキちゃんのご両親はミキちゃんに出張へ行ってくると言って、ミキちゃんを置き去りに夜逃げしたのです。
しかし、盗人は夜逃げということまでは流石に知りませんでした。
さて、姿を見られてしまった盗人さん。困惑しています。依頼の人形は見つからない。子供にはみつかる。
突然、盗人はある考えを思いつきます。
「目を閉じて10秒数えて」
ミキちゃんが数えている間に懐からナイフを取り出しました。
数分後、依頼にあった真紅のドレスを着た人形が見つかりました。・・・見つかったというか、作った?
盗人はせっかくのクリスマスですから、カナちゃんの家に人形をプレゼントしに行くことに決めました。
朝、カナちゃんは目覚めると悲鳴を上げます。
そりゃあ、目の前に血だらけの死体が置いてあったら誰でもびっくりするよね?
と、まあ、こんなところですかね?
これでクリスマスの補足というか、裏設定というか、そんなものができたと思います。
ここで次回作のお話もしておきます。
次回はバレンタインで行こうと思います。今回みたいなやつじゃなくて、カップルがいちゃつくだけのお話になるかもね☆
では、お話を読んでいただきありがとうございました。次回が出るまでに私の他の作品も読んでいただければと思います。
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