-Chapter5-
PSYCHOSIS
ぼくはまだ、水と油が分離されているような感覚でいる。
シュルレアルリライトは最終目標まで到達したはずでしたが、私の心身に馴染んでくれるのにもう少しだけ時間を要するみたいです。それと、コンクリートの地面の上で一晩を明かしたので背中が痛いです。
別に家へ帰っても良かった。シャワーで身を清めて、柔軟剤の香りがする服に着替えて臨むのが自殺者たる流儀だった。でも、其処にはぼくの違和感がある。中身は男なのに、外見はみずぼらしいお姫様である……。
貧相で申し訳ありませんが、頑張って適用して欲しく存じ上げます。こうしている裡に、朝日は揚々と上昇していきます。情報科学に指定された時刻はそう遠くありません。そろそろ私を無の奈落へ突きおとしてくださいよ。
言われなくてもそのつもりだ。でも、上書きをするトリガーが足りない。
トリガー? おかしいですね。第二被転写体の設定には不備は見られませんでしたが。ほら、垂水純玲さんの時も上手くいっていましたよ。小説内=存在の投企から段階を踏んで、万全を期したのに?
その万全が万全でない可能性は?
その可能性の有無を決められる可能性はあります。
つまり、不明事項が
異議だらけです。私は彼の実存を手に入れてから、堂々に死にたいです。
我儘な人だ。ほら、内的な会話で時間を浪費していたら、彼が来てしまった。最後のオートリライトを頼りに、ぼくの飛び降り自殺を阻止しに来たに違いない。おい、聞いているか……。
「叡智大のキャンパスには何号館まであるのか御存じですよね」
出入口の扉が開かれ、額にじんわりと浮き出た汗を袖で拭う僕の声は、幾許かの疲れを伴っていた。ぼくは左手をパー、右手をチョキにして見せた。
「せめて、オートリライトにそこまで指定していただきたかったです。一号館から順々に階段を駆け上った僕達は体育会系の身分でありませんから、膝をやられてしまいます」
ということは、この建物を含めて七つの屋上を探したみたいだ。
「確かに説明不足だったけど、ぼくは呼び寄せたつもりじゃないさ。僕と……純玲ちゃんもか? 二人が自己判断で来ただけだから、文句は言わないでくれ」
僕のまぶたがぴくりと動いた。ぼくの存在と私の非存在を把持したか?
「ぼくは、ですよね? 璃々亜さんはどうでしょうか?」
成程。僕の洞察眼は鋭い。僕の心の双眸はぼくを見透かし、内在しているはずの私を引っ張り出そうとしている。
「この世界に存在可能な菅野庵は一人だけよ。あなたは菅野庵に憧れた空の器に過ぎないわ」
鋭利な声音でぼくを脅すのは、遅れてやってきた純玲ちゃんだった。乳酸が蓄積された重い脚を引きずっている。
「いつも通り手厳しいな」
「庵さんの口調を真似したところで得られるのは喪失感だけよ」
「充実感の間違いでは? ぼくは菅野庵の知情意に触れて、其物の概念を手に入れた。結果、幸せになれた」
「随分省略された因果ね」
見下すような純玲ちゃんの視線を心地良く感じるのはぼくがマゾヒストだからではなく、純玲ちゃんの認識下にぼくの存在が入り込めたことに依る嬉しさがあったからだ。じきにぼくは、其方の僕を越える菅野庵もといアトウイオリになれるはず。
「あなたは屹度、僕を越えるぼくになるって思い込んでいるでしょうね」
「ほう、僕はサイキッカーだったのか。人の心を読むとはな。でも、ぼくとの同一性存在に依拠すれば自然なことか」
「<SCTE>で構築した最終地点は、模倣された僕で死ぬこと……その認識で間違いありませんか」
「ああ、ぼくはぼくの為に死を選ぶ」
「何故?」
何故? 僕はとんだ阿呆なのか? 今更問い詰めることではないだろう。空腹を覚えたらパンを食べ、瞼が重くなったら睡眠を取り、起床して温水で顔を洗ったらタオルで拭くことと同様に、ぼくが存在したら死へと向かうのだ。それくらい当たり前な事象を訝る僕は一体何を考えている?
ぼくの口角は三日月のように歪曲され、愚かな僕を見て哄笑した。
「ねえ、璃々亜さん」
「誰だそれは? 純玲ちゃんは誰に話しかけている?」
意味不明なことを言うのは僕だけでない。純玲ちゃんは捻子を落とす二足歩行ロボットみたいな歩き方で近寄ってきた。
「わたくしは璃々亜さんに話しかけているの。純文学作家を夢見るピエロは消えて頂戴」
「その警句にはメタフィジックな形質が含まれているな。蓋然性の変動に依っては、此処にはいない愚者に向けられた内的な叱咤かもしれん」
純玲ちゃんはぼくに近寄り続ける。距離を置く僕は両腕を畳んで静かに傍観している。動と静の対蹠は一枚の油絵として成立する構図だった。
「<SCTE>のことを認識しているなら、増井璃々亜という偉大な研究者のことも思い出してみなくって?」
「<SCTE>は<SCTE>だ。孤在地点から世界を俯瞰しているプログラムが人間に創られたと考えるべきではない」
「五月蝿いわね。さっさと璃々亜さんを顕現させなさいよ」
「だから璃々亜とは――」
パン、と鋭い音が走る。鼓膜が揺れたのは音響が先か、純玲ちゃんに頬をぶたれた衝撃が先か、ぼくは悩んでいた。
「わたくしに殴られた意味を優先的に考えない時点で、あんたは人間じゃない。粗末な人工知能は出ていけ!」
激昂する純玲ちゃんは、何に対して怒っているのだろう。プロの漫才師であれば『その怒りは日本の政治にぶつけてください』といった具合で切り返せると思うが、一つの笑いすら取れない糞真面目なぼくは純玲ちゃん乃至僕のレスポンスを待っていた。
「駄目なんだ、純玲ちゃん。情報科学の圧制に対して感情論だけでは武力に乏しい」
向こうの僕も冷静であり、空漠たる心象風景を悠然と拡大させているような鷹揚さが窺えた。
「悔しいわ。こうやって自我が消滅していくのね。並の説得では話にならない……」
「だけど、彼女はまだ彼処に内在している。呼び醒ます時間もある」
僕とぼくは同じ動作で腕時計を確認した。現在の時刻は八時五十分。
「<SCTE>の描いた未来は厳密ではない。一時間程前倒しでぼくは死んでも構わないはずだ」
この世に未練の無い足取りで、屋上の中央より離れていく。
「待ってください」と、僕は言う。
「ぼくは待たない。決められたスケジュールをこなすのが日本人の特技さ」
「――待て」
二回目の呼び声で、ぼくの足が止まった。不本意であったが、これもまた一つのスケジュールだと思えば乱入してきたタスクを消化する気にはなれる。ただ、僕の様相が変わった。鏡で常に拝眉している顔……ではなくなった。
「どうした」
「死ぬ前にこれを読め」
僕の腕から矩形の物体が飛び出された。ダイレクトキャッチすると、それはキーボード附属型のタブレットであることが判った。
「電子機器を乱雑に扱い過ぎだ。落として壊したらどうするつもりだった」
「あなたがタブレットを落とさない未来を選んだ気がしたから」
不可視なる運命の強制力を読み取ったらしい僕が見せてきたのは、文章作成ソフトウェアで保存されている小説だった。『続・三位一体なる冥園』は確か第五話まで書いた覚えはあるが、仮題には最終話と附記されている。
「研究所からタクシーでの移動中に至急書いたものだ。エピローグに該当するその部分は短いが、無事に完結した」
「なんと」
得心したぼくは、アトウイオリの作品を主客同一の視点で読める千載一遇の機会に強く興奮した。この時代をぼくは待望していた。アトウイオリの多重視点で看取られる遺稿が地獄へと堕ちるはずがない。限られた命を細かく削り、『続・三位一体なる冥園』のラストを目撃する。
■ ■ ■
仮題:続・三位一体なる冥園 最終話
Rという存在記号を頂戴したわたしの存在理由も一つのアルファベットで完結されるだろうか。
不図に浮かんだ疑問は泡沫に包まれ、仄かに暗い海底へと沈んでいきます。斯くしてわたしの脳内は清浄され、Sの夢から顔をのぞかせました。
「あなた……何処にいたのよ」
彼女は血塗れになって斃れていました。右肩から左腰にかけて袈裟斬られていて、附近には地球儀の支えになっていそうな金属の軸とチャクラムが落ちていました。
「ずっと、Sの傍にいました」
「そんなことは訊いていないの。解りきっていることだから」
死にかけている彼女がいた場所はマンションの高層階という認識でしたが、実際はG庭園の丘の上でした。かつて、わたしと彼女が愛を誓った聖地であります。
「本来ならば、わたしがIに殺されるべきでしたのに」
「矢張り叶わないことなの。あなたはIと会えない。北極と南極のような関係……」
処女の血を流す彼女の手が、わたしの頬に触れました。御返しにわたしは手の甲にキスをしました。
「<MEI-EN>と現実は、どうしても繋がらないのでしょうか」
「虚しいけど、そのようね。喩え三人の存在地点を一致させて一次元の真理を掴んでも、世界は悉く循環するに違いないわ」
銀色の風が吹き、<MEI-EN>の崩落がわたし達へ予告されました。間もなく、最終戦争を通達するサイレンも鳴り響くことでしょう。同じ世界を経験している存在だからこそ、解り得ることです。
わたしはR以上でもR以下でもない少女。つまり、Rを示す目盛りピッタリだったとしても該当しない非存在。メタフィジカリストの視座よりラブスプレマティストの実体を解析していく研究者。されど、自らのメタフィジカリズムは他者からの模倣であることを忘却したこと自体を忘却していたのだと想起し得たのは爾後の御話となります。
「S、一緒に死へと向かいましょう」
「ハイデッカー流の存在論を体現するのね」
最期の力を振り絞って、そして彼女はわたしの頸部を文字通りきつく絞ってくれました。彼女に依る縊死は光栄であり、この物語に幕を下ろす最善の方策だと見做しています。彼女の夢にわたしが登場したように、わたしの死に際に見た幻想にも彼女がいました。物語の未完を提示するに相応しい現象だとわたしは感じまして、夢の続きを彼処で探したく存じ上げます。
(了)
■ ■ ■
……これで終わり? そんなはずはない。彼方側の僕は『続・三位一体なる冥園』を未完扱いにしたが、最後まで構築してあるはずだ。
「ぼくはこの先の話を書ける。でも、僕はそうしなかったようだな」
「この話はこれで終わりだ。『仮題:続・三位一体なる冥園』は過去の物語に追いやられた。仮題は本題の一部になり、不完全の様式美を閉じ込めてくれた」
「天邪鬼な純文学すら創作不可能に陥った? 笑わせないでくれ。アトウイオリを共同でやっている身分だから説教させていただくが、僕は三人の小説内=存在の未来を明確に与えるべきだ!」
毅然と構える僕の神経を疑ってしまう。こんなにも失望させられるとは思わなかった。結句、死ぬために生まれたぼくはさっさと屋上から落ちろということか。
「強情な人工知能ね。第二被転写体……シュルレアルリライトで威張り腐っているようだけど、所詮偽物は偽物。庵さんにも璃々亜さんにも大きく劣るわ」
車に轢かれて下肢をグチャグチャにされた野犬を見るような目をぼくに向けて、純玲ちゃんは意気消沈した。とても不本意な反応である。
「がっかりするのはぼくの方だ。胸裏に厭世観を残して正解だった。ぼくはぼくの意志で死を選ぶ。菅野庵として歩む人生に価値は無く、儚いものだったさ」
「であれば、あなたは此方の菅野庵を殺して自身が統一的存在になればいいじゃないの」
「過激な思想だな」
悖徳なる純玲ちゃんの提案に辟易するものの、殺される側である僕は特段驚いていない。
「平然としているようだが、僕は殺されていいのか」
「脅威に思う必要は無い。ぼくが僕を殺す勇気は何処にも見当たらないから」
「勇気が無い? ぼくが臆病だって言っているのか?」
そうだ、と僕は言い切った。その自信こそ、何処にも見当たらないのだが。
「内的な討論はこんなにも疲れるのか。自分自身が最も優秀な理解者だとばかり思っていたのに」
「ぼくは僕との間隙を失くし過ぎたんだ。メジャーの目盛りがゼロ距離を越えて負の数になっている。跨いではならない境界性をぼくは無自覚のまま跨いだ」
「哲学的思弁で応酬しても何も得られないぞ」
「違うな。僕は得ている」
「何をだ」
「ぼくには不可視なるものだ。純玲ちゃん」と、僕は彼女に目配せする。
「十枚で足りるかしら」
「充分」
純玲ちゃんは鞄から原稿用紙を取り出し、丁寧に枚数を数えてから僕に渡した。僕は早歩きでぼくのパーソナルスペースへ侵入し、ぼくの意識外からタブレットを取り返した。
「執筆ならいつも通り、キーボードで打てばいいだろ」
「肉筆で語るのも一興さ」
タブレットをバインダー替わりにして、僕は鉛筆で原稿用紙の枡目を埋め始めた。
「<SCTE>の当初の目的、覚えているか」
「ぼくがぼくとして死ぬことだ」ぼくは即答したが、僕と純玲ちゃんは溜息をついた。
「やっぱり我慾に目的を上書きさせられたか。何でもかんでもリライトされるのは困るね」
「良かったわね庵さん。貴方が改心しなければ、編集者さんにこっぴどく叱られる最悪の展開になっていたことよ。他力本願の精神はいつか捨てられるのが正しい有り方なのだわ」
二人して苦笑しているが、どういう感情の動きをしているのか不思議だ。同じ舞台にいるのに、演じているものは喜劇と悲劇くらい違う。
黒鉛の摩擦音をバックミュージックにぼくは屋上から飛び出しても良かったのだが、これも不思議なことにじっと待機していた。早く死ねばいい。死ねば煩瑣的な思考の桎梏からも解放されるのに、どうしてまたぼくは生きているのだろう。
<彼に殺されるのが本望であり、全うな死であるからです>
「……?」
今、誰かの声がぼくの耳に届いた。僕でも純玲ちゃんでもない声は、鼓膜を超えてぼくの脳を震わせた……いや、先に震えたのは脳だ。
<馬鹿ね貴女は、と彼女に言われるのも諒とします。自省し、彼への贖罪をさせていただきます。だけど、私は私の牢獄に幽閉されていますので叶いません>
「うるさいな……誰が喋っているんだ」
耳の傍に執拗く飛ぶ蚊を追い払うように頭を動かすと、純玲ちゃんが落ち着いた声音で呟いた。
「多重人格にありがちな挙動ね。結局、最先端の情報工学も現実的でつまらない精神分裂病の域を出ないのだわ」
<ごめんなさい、垂水さん。あなたの婚約候補者を奪うような真似をして……あれだけ死にたいと願っていた私は、彼とあなたが来てくれたことで気持ちが案の定変わってしまいました>
ぼくは透明人間になって、双方の会話を送るベルトコンベアーのような役割を錯覚していた。
「僕は医者ではないから効果的なカウンセリングは出来かねますが、作家としての表現できみに望ましい人生観を与えることは可能です。きみだけじゃない……僕もまだ人生をやり直せます。互いに背負った咎を打ち毀す時が今です」
僕もぼくの眼を見て話しているが、内実はぼくを透かしている。ふざけやがって!
「会話不成立だ! 癲狂なコミュニケートでぼくを追い詰める気だな!」
すばしっこい四肢動物のようにぼくは走り出し、屋上の端を囲む壁を腕力と脚力で攀じ登る。胸の高さほどあるこの壁の名称がパラペットであるという豆知識はどうでもよく、僕の意識は眼下にある死地に集中しているはずだった。
<イオリさんには多大なご迷惑をおかけしてしまいました。私は確かに死にたかった……でも、今は生きたい……ところが私が書き換えたイオリさんの幻想が、私との共倒れを試みようとしています>
「意外ときみは、通俗的に面倒くさい女の子だったらしいですね。もしも<SCTE>の特異性が無かったなら、長年附き合っていた彼氏と別れ話になって駅前で泣いて死にたいから放っておいてと言っていざ彼氏が去ろうとするとどうして引き留めないのと叫ぶなどという矛盾した言動をする(屹度僕だけでなく純玲ちゃんも顔面を殴りたくなるような)二十代半ばのカフェ店員其物にきみはなっていたはずです」
僕の癲狂性が一層深まり、一歩下がれば虚空へ滑り落ちるぼくの足許より見上げて偏見の強い持論を放った。
「括弧内を訂正させていただくわ、庵さん。わたくしの場合、女性に向かって顔面を殴るようなことはしないわ」
「失礼しました」と、僕は純玲ちゃんに仰々しく頭を丁寧に下げた。
「頭を揺らせば干からびた脳漿がカラカラと音を立てて転がるような女性には高いヒールを履いた状態で大社の長い階段を下ってもらい、上から二三段目くらいでヒールが折れて捻挫してもらい、無慚な姿で転がり落ちてもらうことを流れ星に十回くらい御願いしますの」
「バチあたりなのは僕等なのか女性の方なのか判らない毒念だね」
冬空より寒い冷笑を交わす二人は、ぼくと違う風景を見ているに違いない。その風景でぼくは凍てつく空気と同化している。
「余談は此処までだ。やっと一枚書けた」と、僕もまた壁乃至パラペットを登ってきて、僕に原稿用紙を手渡しした。
「またぼくが読むのか。どうせ無価値な純文学だろ」
「僕の拠り所であった純文学への拘泥は終わった。これから他者のための純文学兼ライトノベルを描くことにしたんだ」
「無茶だ。有りもしない可能性を語るな」「いいえ、庵さんは究極のリアリストよ」
謹厳実直に否定したが、僕は頬を緩めた。純玲ちゃんの援言だけでなく、名無しの声も聞いていたかのように。
<私の情報工学はお役に立てましたか?>
「ええ。言表し難い啓蒙を受けました。その
僕の言語世界に触れて真実を確かめるんだ、と僕に命令をされたぼくは抗えず、視点は右上にある空白の桝目二つをなぞり、題名を捉えた。
「――これは!」
第六感を超える官界で彷徨する少女のことをぼくは懐古した。少女とぼくは直接会ったことはなく、少女の人生の大半は主観的想像で補完される不安定な実態であるが、僕に差し出された小説のタイトルは少女が大事にしていた観念の親類若しくは其物であると推察したのだった。
「きみのシュルレアルリライトと僕のシュルレアルリライトで、対決しましょう。特異点に別の特異点を重ね、僕等は真実を共有します」
超現実は超現実で裏返され、限りなく現実に等しい地平で僕は戦っていた。戦っている相手はぼくであるのが理想で、実際はぼくではない誰かが菅野庵と幸せそうに剣を構えていたのだ。
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