第7話 そう、新メンバーなのです
中途半端なことになってます。ごめんなさいごめんなさい
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俺の前には和装ロリが……
「私をぜひ、パーティに……」
「勿論だ異議なし決まりだな」
「あ、ありがとうございます」
少女は若干引き気味に答えた
「ちょっと輝!?」
俺は路地裏に連れていかれる。
「おまえ、いきなりナンパとか何考えてるの?」
「いや!そうじゃなくて」
ん?と首をかしげる。
「あんなに幼い子を巻き込んじゃダメでしょ。せめて十五歳くらいで」
「何言ってんだ?俺の見立てでは十七歳だぞ?失礼な奴だな。」
「噓でしょう!?」
「じゃぁ、聞いてみろよ」
……
「あ、あの、あなたって何歳なの?」
「十七歳です。」
スズは印字慣れないものを見たように絶句した。そう、その和装ロリの見た目はせいぜい中学一年生くらいなのだ
俺は紳士ぶって
「お嬢さん、お名前は?」
「お嬢さんとは失礼ですね。私はもう成人している身です。」
とそっぽを向かれた。仕切り直しだ。
「そこのレディ。私の名前は石本 輝 お嬢さんのお名前は?」
「あら、ご丁寧にありがとう。私の名はモールス。よろしく」
「モールス?どこかで聞いたような?」
トミーが何かをつぶやいている、が、この和装ロリをパーティに引き込むことが先決だ。
「お嬢さん、そこのカフェでお話でも」
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「なるほど、それはお気の毒ですね。」
どうやら彼女はその見た目ゆえにどこのパーティにも採用してもらえなかったらしい。
「では、あなたの冒険者職業は?」
「剣士です」
なんと!!和装ロリで剣士だと!???
「目が怖いです」
「失礼。では加入希望ということでよりしいですか?」
「はい。」
こうして、パーティメンバー問題は案外あっさりと解決した。
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「では早速クエストを受けようと思うー」
「「「おー!」」」
あらかじめ合わせたシナリオ通りに会話が進む。
「じゃあ、好きなの選んできて」
「はいはい、これがいいと思う!」
スズが持ってきたのは
≪ゴブリン狩りー報酬20000グラン≫
ちなみに1グラン1円相当である。
「却下。門出にふさわしくない。」
「なんでよー、初心者なんだから最初はベタなやつで……」
なんか言ってる。
「何で無視するの!?異議申し立てするわ」
俺の脳内議会。
≪ではスズを無視するか否か、議論を始めます≫
≪議論の必要なし≫
≪同意≫
≪同じく≫
≪以下同文≫
≪では、満場一致で無視ということで可決されました≫
「ちょっと聞いてるの!?」
「これとかどうです?」
「おお、モールスたんですか( *´艸`)」
「あのぉ、タメ口でいいんで普通にしてください」
「お、おう分かった」
(かわいいぁ)
「で、何を持ってきたんだ?」
「あ、これです」
満面の笑みで取り出したのは
村の近くに住む亜神討伐
報酬 98000000グラン
栄誉冒険者章授与
この子、何考えてるんだろ?
「い、一応レベル一の烏合の衆目たいな感じだからこういうのはもう少し時間がたってからにしよう」
おい、この子やばいぞ
「輝、これはどうだろうか」
もういっそゴブリンでいいかな と妥協しかけていたが、
「お、これは」
火だるマトリョシカ狩り
報酬80000グラン
ふざけた名前だがよさげだ。
「よし、これにするか」
初陣でござる
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