第4話 まほー
この世界には様々な生き物がいる…らしい。
この目で確かめたこのはないが、エルフ、ドワーフ、ドラゴンなどの有名どころはもちろん、金魚と鶏のハーフなんて生き物までいるらしい。
そして、今俺たちが対峙していたのは……
「ぷにゅ」
メジャーモンスターのスライムさんだ
「こいつら合体してキングスライムとかなるのかな?」
「なるぞ。」
マジか。そのうちキングメタルスライムとか出てきそうな気がする
「で、こいつどうするんだ?」
「こいつは剣が利かない。魔法抵抗も強いから魔法の試しうちに使われる相手だ」
「魔法使ってみろ」
「は?」
いきなり?
「うーん、フレイムっていうだけでいい。やってみろ」
「おう、 フレイムッ」
体から何かが抜けるような脱力感
次の瞬間
ボ
スライムにライターくらいの火が付いた。
「レベル1だしこんなものだろう。」
そーなのかー
「まぁ。ギルドに戻ろう」
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「なぜお姉さんは俺たちにこんなに良くしてくれるんですか?」
「実は、ここの案内人を務めていてな」
なるほど
「おい、いい加減機嫌直せよ……」
スズはいまだに拗ねていた。
「なぁ、君たち、よかったら一緒に……」
その時だった。
「冒険者の皆さんにお知らせします。現在町の郊外に魔王軍が接近しています。至急1004通りに集まってください。」
「仕方ないまた今度だ。少し行ってくる」
そう言い残し、トミーはギルドを出た
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何となく気になったのでついていきました。
「ねぇ、危ないよ」
「大丈夫、冒険者はあんなにいるんだ」
後で気づいたが我ながら見事なフラグだ
ドカーン
「うわぉ」
思わず声が漏れる。
「熱い!?」
スズがなんか言ってるがそれどころではないようだ
「敵は炎の魔法を使うぞ!幹部級だ!!退避ーー」
わー、とみんな一目散に逃げる
「ちょっと待ちなさいよ」
幹部?が怒号を上げる。
そして、
「ああ、もう、逃げ足だけは速いんだから……」
俺は、魔法を打ってみることにした。効かなかったら逃げればいいし。
「フレイム」
「そこの女ー、喰らいなさいフレイムノヴァ……熱!?」
俺の魔法は見事に命中し、その反動で狙いをそらされた幹部は盛大な花火を打ち上げた。
「逃げるんだよおおお」
「なんでいっつも輝は余計なことをするのおおおおお!?」
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「はぁ、助かった。」
「まぁ、輝が余計なことをしなければ追いかけまわされないですんだんだけどね」
あの後散々追い掛け回され、やっとギルドに着いたのだった
「おい、お前たち?」
そこにいたのはトミーだった。
「輝、さっきは助かった。お前が魔法を打ってくれていなければ私は今頃骨になっていただろう」
そーなのかー
「そこで、一つお礼をさせてほしい。」
ふむ。こういう時のお礼の要求と言えば一つしかない。
「なら俺のちんp」
「言わせない!!ええ、言わせはしないわ」
「なんだよ、邪魔すんなよ」
存在感を消していたスズが突如視界に現れる。
「俺の功績に対する礼だろ?」
「そ、そうだけど、要求していいことと悪いことがあるでしょう?」
こいつはエロ同人の常識を知らないらしい。
「あのな……」
「なら、トミー、私たちとパーティを組んでくれない?」
なに、ここからエロエロするはずが……
「勿論だ!」
ああああああ、エロ展開が嗚呼ああああ
俺の心の悲痛な叫びなど知る由もないトミーは無邪気に笑う
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