第3話 第一異世界人
突然のことに俺は動揺が隠せない。
なんと、なんと……
「なんじゃこりゃああああああああああああああああ」
そう、異世界にいた。比喩にあらず。見たまんまの異世界。
そう、ド〇クエみたいな
「なにこれえええええええええ」
おっと、もう一人飛ばされたよう。
尚、スルーする。
というか、大声出しすぎて悪目立ちしてる。
まぁ、無理もない。制服一枚で異世界だぞ
「はぁ、マジか夢じゃないのか」
俺は家でネトゲしてるから行きたいと思ってるやつを行かせてやれよ
まじ、ドウシヨウ
「君たち、どうしたんだい?」
俺は一歩後ずさる。
第一異世界人。
彼女は耳が長く、さながら亜人といった風貌だ
「取り敢えず、ギルドに行こう」
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「私の名はトミー。君たちは?」
異世界人のネーミングセンスが担任のあだ名並なんだが
「俺の名前は輝。こっちは涼花」
「よ、よろしくお願いします」
するとトミーと名乗った亜人は
「ははははは、変わった名前だな」
そうか?むしろお宅のほうが変わってると思うがとは口に出せない
「で、この街に何をしに来た?」
しまった考えてなかった。
「た、旅に出たらここに着きました!」
たまにはやるじゃん。
「そうか、ではこの街に来て正解だ。ようこそ冒険者旅立ちの地、サウスポートに」
は?なんか冒険者にされるんですが。学業の成績こそこそこいいものの、運動は全くで
「そこの君、運動したくないって顔してるね。まぁ、ついてきなよ?」
この人は人の心が読めるらしい。こわー
「今のは私でもわかったから、心を読まれてるわけじゃないよ?」
こわ
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「ここで職業適性がわかる。ちなみに私は……」
石に手をかざす。
「攻撃力と瞬発が高いから戦士だ」
なるほど、自分の能力で選べるのか
「ほら、石に手をかざしてみろよ」
促されるままに俺たちは石に手をかざす
「む、輝は、知力が高いから魔法使い向けかな」
ふう、肉体労働回避
「涼花は……特に特徴がないから……ヒーラーかな」
少しすねた。
「ま、まぁパーティには必須だよ。」
俺はこのお姉さんが嘘を言っていると一瞬で見抜いた。なぜなら……
「回復薬とかありますよね?」
「あ、あるが、持ち歩きの手間が省けるだろう?」
スズがわっとないて、ギルドの角へ行った
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