第2話 学校。そしてネトゲ
あー、今日も学校か。
鬱屈だな
家に帰ればネトゲをし、寝落ちをしたら学校へ
「うーん、あ、時間やば」
時刻は午前八時を過ぎたころ
「輝ー、ご飯」
父親とは幼いころに亡くなったらしい。
女手一つで母が育ててくれた。
母にはいろいろ信頼を置いている。ニート部屋の掃除を任せれるくらいには
「はい、朝ごはん出来てるよ!」
毎朝の我が家の朝食はパンとブルーベリージャムに決まっている
「じゃぁ、行ってくるわ」
俺はゾンビのような足取りで学校に向かうのだった
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キンーコンカンコン
始業のベルは今日も鳴る
さぁ、始めよう時計とのにらめっこを……
「何にやけてるの?気持ち悪い」
おっと、俺としては微笑んだだけなのにスズさん酷いですねぇ
「はい、小テストやるぞ!」
「やば、忘れてたー」
あぅー、と言いながら急いで教科書を貪る
ざまぁみろ、天罰だ
俺は自分でいうのも変な話だが学業には自信がある。
「はじめ」
五分後
「隣と交換して丸つけしろー」
「はい」
「おう」
さぁ、スズさんの回答はー、
「お前、間違えだらけだぞ。よくここ受かったな」
「余計なお世話ですー」
スズ20/100 輝 98/100
「なんでよー」
むきー、と言わんばかりに声を荒立てる。
実はこんなに仲がいい幼馴染も稀有なんじゃないかと思っている
だって、小学校まで仲良くても、大体中学で切れてしまう。
まぁ、俺としては結構迷惑な話だけど。
はよかえってネトゲしたい。
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「うーん、よし、pc起動!!」
「起動とか小学生じゃないんだから……」
机の下に聞き覚えのある声が……声が?
「は?スズ?なんで人の部屋にいるんだよ?」
「ニート君を外尾世界に連れ出してあげよう思って」
そういえば昔、合い鍵あげたなぁ
俺はしばし考えるしぐさをし、
「いや、結構です。お引き取りを……」
「はー?同年代の女の子に外に誘われることなんてないでしょ??」
はぁ。 ため息を一つ
「ごめん、俺はお前のことを女だと……」
「わーそんなこと言うんだ」
ひどーい と言わんばかりの目で見てくる
「まぁいいよ。さて艦これ艦これ……ん?」
パソコンの艦これのフォルダの位置に見知らぬフォルダが……
「なに?押してみてよ」
「断る」
「えい!!」
カチ。次の瞬間
「は?え、ちょ待」
異論を許されず、視界がくらんでいた
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