第十二話 騎士道
俺のヒットポイントゲージも、わずかに数ドットを残すのみ。
「うわ、これ厳しいなぁ……」と毒島の
首無しのヒットポイントゲージは
「なぁに、
「さぁて、オレ様の
宇陀川のアバターがカードを投げつける。カードはシン・バハムートへと
「あ!」その
「あ!」「あ!」と蛭田、毒島も声をあげる。
シン・バハムートは右方向へとそれ、首無しに
「あ、やべ!ミスったか!わりいな!」と宇陀川。
ケータイのディスプレイに指を滑らす際に、右利きのプレイヤーが力むと
(
と俺は思うが、
「……ドンマイ」
と、とりあえず
「
「オウ……やってみる……」
俺は言うと、
「行け!!」
俺は思わず声をあげた。とどめを刺せば
首無しの緩やかに
「ダメかぁ……」と蛭田。
【首無しのターン】
とウインドウに
だが俺には狙いがあった。
宇陀川のアバターへと向かっている青い光弾目がけてカードを投げる。ケルベロスは狙い違わず、その光弾に
「≪
この味方への攻撃をカードをぶつけて
「あの速さで、よく当てたなぁ」と蛭田。
「
「頼むよ、宇陀川。どこでもいいから当たれば勝てる!」
「あぁ!
宇陀川は言うと、フー!っと強く息を
「頼むぜ」と蛭田が言うと
「うるさい、集中してんだ。静かにしろ」宇陀川が答える。
(なんとか当ててくれ!)
スー、ハーっと宇陀川が呼吸を整える音が聞こえる。
ふっとその音が途切れる。
「セイ!」
と宇陀川のアバターから、シン・バハムートのカードが
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