第十一話 挑戦
(やはり、何か変だ……)
ケータイのディスプレイに映し出された、俺の
ディスプレイの中の≪首無し≫の足は、きっちりと俺の部屋の床に着き、その不気味なシルエットが床や机に影を落としている。ケータイのカメラ、
「……」
俺は答えに
「マツ?始めようぜ?」と
「ああ」「やるべ」
俺には
「どうした、
「よし!やろう!」俺は言う。
【≪首無し[SSR+]≫に
と
【ほぉ?楽しもうではないか】
首無しは鎌を
「ゲッ、白かよ」と俺。
「かなりツエーぞ、この血まみれ
≪ギルドラ≫のボスキャラクターのヒットポイントゲージ色は、
「俺からか。いくぜぇ」
蛭田から
首無しを
「おら行け!」
と蛭田のアバターからカードが投げつけらる。そのカードは
「おら、行け!≪シン・ハバムート≫!」宇陀川が言う。言わなくても
「あれ?なんか打たれ弱くない、コイツ?」俺が言うと
「そうだな。こりゃ報酬余裕で頂きだな」と宇陀川が答える。
「俺のターンかぁ……」と毒島が、ゆっくりと言う。
毒島の投げつけた≪ストーンゴーレム[SR+]レベル50≫も、首無しの右肩に命中。ヒットポイントゲージはみるみる下がり水色に。
(なんか思ったより歯ごたえないな。何か変だと思ったけど
と俺は思う。
次は俺のターン。ケータイを首無しのいる部屋の
首無しはダメージモーションをとると、画面には
【クリティカルヒット!】
の表示。首無しのヒットポイントは
「お、スゲ!」「おぉ!」「やるなぁ」と宇陀川たちの
「俺でトドメだな!」と宇陀川。
だが画面に表示されたのは
【首無しのターン】
との表示。宇陀川の前に、≪首無し≫の攻撃ターンとなった。
首無しは
「あれ!?
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