プライド

プライドをはるのは


おそらく


過去が


弱い自分が


許せない


せいで


嫌だった


人前で泣くのが


俺は男でストレートで


まぁ嫌なんだ


プライドと皮肉で盛んにごまかす


だけれど


俺も完璧な人間じゃなくて


まぁ


その


無理なんだ


かっこいい人間になるのは


虚栄は


どれだけ


技術をつけても


過去を綺麗にすることも


今の自分を


まぁ十分満足しているけれど


無様な自分を見られるのも


壁を蹴り続けた過去も


音に過敏な


皮膚も


顔も完璧じゃない


弱い


泣きたいけど泣けない


僕は


悲しい


弱く無様な


自分をさらけ出すと


またいじめられるから


怖い


けれど


素直な僕は


あとから思い出すと


恥ずかしくなるのは


心に矢を放った


自分の心の中心を描くように


矢の先端を心臓の中心に標準を合わせ


もうすぐ届く


あと少しで


もう惨めな過去を


綺麗に


受け入れながら


泣くことも


許されるだろ

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