幼少期

俺はいわゆる子供のように遊べなかった。悲しいことに俺は一人。


国語の授業で音読をするのが、なにより恥ずかしかったのは自分の声が大人だったから。


大人びた自分の姿を見たくなくて、子供っぽい顔に憧れた。


嗚呼もしかしたら


俺の憧れは子供なのかな?


根は大人びていて、


ちゃんと家庭だとか子供のことだとかいろいろ考えている。


つんつんしてくるのは、子供っぽさを俺に見せたくないから。


ねぇ


お兄ちゃん?


お父さん?


なんかね。


自分の中に閉じ込めているものをさらけ出すのは


俺にとっては生涯の課題のような気もする。


少しは純粋な理性と感情に触れてみたいだろう。

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