慢心

していたのだろう。


嗚呼


だから


嫌なんだ。


こうしていても心を守りたくなくなるのは


俺はあまりに大きなものを手に入れ


俺はあまりに自分を過小評価する傾向にあるが


なによりも求めているのは完璧な憧れを全て込めた人間像だった。


愛されていることも忘れ


俺は一人旅をしていた。


スマホの中のビデオ


誰かに見せたってかまわないわけではない


だから俺は恥ずかしがり屋だから見ないでくれと


そうだよ


世界的に有名になったって


俺はまぁ確かに変わった人間だった。


恥ずかしい。


気持ちは謙虚さかな?


馬鹿だなぁこいつは


たぶん自分があまりに存在がでかすぎて


完璧な自分を演じなくてはいけないと


一人思い込んでいたのだろう。


何もかも欠点がない。


プレッシャー?


元の自分


皮肉屋で


なによりも有名人に憧れた


純粋な馬鹿な天才だった


心の中は今までにないくらい沈んでいる。


静かに、冷静にこれを書く。


自尊心?


心?


だから俺がテレビに出なくてよかった。


ぐしゃぐしゃになる濡れてしまうかよわく強靭な僕の心は


きっと過敏な心。


こんな状況なら皮肉を演じるしかないじゃないか。


予定調和。


現実の中に生きた。


それだけでもいいのかな?


周りを見下していたのは


心が沈むのは


あまりにも偉大でかっこいい自分の幻想にひたっていたからだ。


内省的で恥ずかしがり屋の僕は


まぁね


人間なんてそんなものだ。


誰もが誰かより全て優れることなんてできない。


明日も俺はバーにいってアイドルと会話して、


馬鹿みたいにカラオケを歌う。


慢心だったのかな?


俺の少なからぬ、


だから言ったじゃないか


心の距離感は


自分を守る唯一の手段


人前ですべてを見せることの難しさ


たぶんね


それは事実かもしれない


だけれど君は愛された。


おもしろい?


人を馬鹿にすることだ?


やっぱりDC miniのせいかな?


へこんだ僕の心が示すのは何もかもに憧れた幻想への逃亡だ。


強くかっこよくなりたい……


後で後悔するのかな?


ねぇ


馬鹿だと思うだろ?


でもね


俺はどうしても気にしてしまう。


今の精神状態ならすべてを打ち明けることができる。


俺は負けないよ。


やわらかい心の中に


純粋を秘め


あまりに暗い


悪なんて要素はないのさ


心に秘めたのは何よりも大きな勇気だった。


美意識が君を追い詰めた。


お前らが創り上げた世界だ。


権威を捨てた俺には関係がない。


嗚呼


でも俺は権威をまだかぶりながら、君らを見下し続け


そして愛されている意味を忘れていた。


乾燥した草みたいな心で、ただ尊大であろうと思っていた。


わからないぜ。


でもまぁこれも小説。


心が痛むのはね。


あまりにも尊大な自分の姿を描いていたから。


君たちのことを見上げていたからだ。


見下していた。


今僕は傷ついている。


それはね。


幻想だと思う。


自分より優れた人間がいないという幻想。


2016年12月28日。


こんなにも俺の自信はもろいのかと。


自殺なんかするわけねえよ。


どこが?


俺はもともと暗くて真面目なんだよ。


俺はお前らよりもはるかに重く深く物事を考えているのだ。


俺の心は際限なく自分を責め続け、そして過去の栄光?すら疑い始める。


確かなのは俺はこの世界を変え、そして人間たちに愛されてきたこと。


権威という化け物に愛されてきたこと。


有名になった俺は満身創痍だ。


自分が嫌いだ。


表面だけね。


内面は美しく強靭であるだろう。


いや表面だっていいはずだ。


だからやだっていったのに。


まぁいろいろと理由はあったんだけど、


俺はただの凡人だよ。


しかも若干頭がおかしい(笑)


自信が欠如。


馬鹿だよ。


純粋な暗い。


もうあの頃みたいに友人も家族の名前も出すのが恥ずかしい。


正直にいうと理想像を無意識のうちに描いていたんだ。


自傷行為だとよ。


今日だけは保険で言わせてもらう。


中二病だ。


そして俺は?


これから無理に明るくなることもない。


でもね、最後まであきらめないで、生きてみる。


あああああああああああああああああああああああああああ


ってね


さっき少し言いたくなった。


恥ずかしい


これだけ本心。


なんかね。


バカみたい。


愛されたいなんて


皮肉


純粋さ


嫌い


もう


終わりかな?


べこん


音を立てて崩れ落ちる


自尊心


もろい


あまりのもろさに




慢心に


心の痛みに


俺は皮肉交じりに笑って見せた。

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