THE GAME②
俺はスイッチをいじっていた。
目の前には黒い下着姿の小さな女がいた。
名前もしらない。
若干胸があって足がふとい。
ハムスターみたいだった。
体を見て、なんとなくやんわりと性欲を感じる。
「もうやめてよ!」女は泣きながら声をあげる。
容赦なく俺は1000mVまで電圧を上げる。
「痛い! 痛い!」 目隠ししたヘルメットから汗か涙が首筋を伝ってくる。
全身には汗をかいている。
僕はスイッチを一旦切った。
女は体から力を抜いてぐんにゃりと床に倒れこんだ。
「気持ちいい?」
僕はふざけて知らない違う学部のその子に声をかける。
たぶんすれ違っているかもしれない。
お互いただの学生だった。
たぶん年下だろうか。
「もうやめて」女は怯えながらそういう。
俺はまた0mVから1000mVまで電圧をかける。
胸と下腹部に電極を刺した。
場所はどこでもよかったが、男ならまぁあそこにつけるし、女ならまぁあそこにつけるのが黒の文学部のやり方だった。
彼女は理学部の子だった。
「いたい……いたい……!!」
小さなはりさけるような声で彼女は喘ぎ声をあげる。
体がけいれんしている。
俺はたまらなく愉快な気持ちになる。
―もっとだ!もっとだ!
心の中でそういう声がする。電圧は2000mVまであげられる。
「もっと上げていい?」
「やめてぇ!」
俺は1500mVまで上げた。
彼女は叫び声をあげた。
周りの連中は大体が男で顔をしかめてじっと見ているやつもいれば、けらけらと笑っているやつもいた。
「こいつの下着脱がそうぜ?」俺はみんなに提案した。
「大丈夫なの?」一人の女が言った。
「だまらせときゃいいんだよ」
俺は三人がかりでそいつの手足を押さえつけて、下着を引きちぎった。
あらわになった乳首に電極を押し付け、黒のガムテープで固定する。
目隠しも取って、顔と口を髪の毛の上からぐるぐるまきにした。
両足をしばって濡れた膣の中に電極を刺す。
それで僕は電圧を2000mVまであげた。
彼女は最初痛がっていたが、叫び声が喘ぎ声に変わり、いってしまったらしい。
あきらかにそのあとの彼女は感じていた。
―あれっ?
「本当はマゾだったの……」
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