はじめてのおべんとう。ー6ー


「そうだ、透子先輩。夏になったらプールにでも行きましょう」


「ぷ、プール?」


「見たいんです。透子先輩のスク水姿」


「ふ、藤宮くんって結構変態?」


「はい。ビキニよりスク水派の変態です」


「そ、そうなんだ。だ、だめ!恥ずかしいし」


「見せてくださいよー!俺、紫のブーメランパンツで行くんで」


「ま、マジっすか」


「俺も恥ずかしい思いするんで透子先輩も」


「無茶苦茶だよー!」


何でかな。


藤宮くんとは会ったばかりなのに、一緒にいてすごく楽しい。



「じゃあ、また明日」


「うん!バイバイ、藤宮くん!」


「明日、お弁当楽しみにしてますね」


「あんま期待しすぎないでね?」


「めちゃくちゃ楽しみにしてまーす!」


「もう!」


また明日・・・。


お弁当頑張らなきゃね、明日は。


藤宮くんと別れると、私は気合を入れた。

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