その後輩、小悪魔ですよ。ー15ー


「おはよう、透子」


「立夏、おはよう」


翌日になると、朝から私は立夏に会ってしまった。


「どうだった?合コンはよ」


「上手く行ったかな!」


「は?何?もう見つけたわけ?」


「え?まあ、仲良くなった子はいるよ」


「誰?一年だよな」


「だ、誰でも良いじゃん」


「お前さ、簡単に相手決めんなよ?彼氏いないから焦るのも分かるが」


「あ、焦ってないし!」


誰のせいよ!


「透子は女っ気ゼロだもんな。愛未みたいにもっと女らしくしろ」


「悪かったわね!可愛くなくて!」


「何拗ねてんだよ」


「べーつに」


ムカつく!立夏め!


「立夏くーん、透子ーっ!」


あ・・・


愛未が走って来た。


「おはよう、愛未」


「おっす、愛未」


愛未・・・。


「立夏くん、また透子ちゃんいじめてない?大丈夫?」


「いいんだよ、愛未。透子だし」


「は?てめぇぶっ飛ばす!」


「もう!立夏くん。女の子には優しくしなきゃ」


何でこの二人と朝が一緒になるの?


嫌だな・・・。


無理して笑うの、辛いよ。


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