その後輩、小悪魔ですよ。ー14ー


「俺、こっちなんで」


「あ、うん!」


私達は駅で別れる事に。


だけど


「透子先輩」


「ん?」


藤宮くんはいきなり私の頰にキスをしてきた。


「ふ、ふ、藤宮くん!?」


「またね!」


藤宮くんは悪戯な笑みを浮かべると、帰っていった。


なんだ、あの小悪魔後輩は!!


やっぱり読めないわ!



家に帰ると、LINEが早速来た。


(藤宮和樹です。今日は楽しかったです。

今度はもっと長く話しましょう。今日は緊張していて変な事ばかり言ってたかもしれないですー(;_;)すみません。これからよろしくお願いします。)


顔文字使うんだ、可愛い!


緊張しているようには見えなかったなぁ。


(こちらこそ。気にしてないよ!また話そうね(^_^))


私は返信する。


(明日、また会いに行きます。先輩ともっと仲良くなりたいですから(*^^*))


仲良く・・・ね。


分かってる。


藤宮くんにはなんか懐かれただけだ。


下心なんてあっちには無い。


それに、私はまだ・・・。


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