その後輩、小悪魔ですよ。ー4ー


放課後になると、私は愛未と語っていた。


だけど


「愛未、帰るぞ」


「あ、立夏くん!今日、生徒会無いんだっけ?」


「ああ」


「やった!一緒に帰れるんだね!じゃあ、透子ちゃん!ごめん。また明日ね」


「じゃあな、透子」


「ば、バイバイ・・・」


愛未と立夏は手を繋いで帰った。


早くやめられたら良いのに。


立夏を好きでいる事を。


ーー幼馴染として出会いたくなかった。


幼馴染じゃなければ何か違ったのかな。


「今日は一人で帰らないと」


いつも愛未と帰っていた私は一人で帰る事に。


「どうして、愛未と立夏なんだよ・・・」


いい加減、忘れたい。


もう嫌だ・・・。


私の頰に涙が伝う。


もう、立夏の事で思い悩みたく無い。


新しい恋を・・・私はしたい。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る