2-2)なんで詰め込みすぎるんだろう?

 「詰め込みすぎ」について、自覚したり指摘される理由はいくつかあると思います。理由がわかればあとは自分にそれが合っているのか、どうすればいいか分析すればいい。場合によっては詰め込みすぎてしまっても、とにかく書き上げてしまうのが大事だと私は思っています。

 そういうわけで、少しずつこのお話について考えてみましょうか。


 個人的に想定する「詰め込みすぎ」の原因で多い物は、「説明したい量が多く読む際の時間が短い」場合でしょうか。しかしそもそも、どうしてそういうことが起こるんでしょう? また、どうしてそれを微調整することが難しく筆を置く人がいたりするんでしょう?


 たくさん説明したくなる時、それはきっと壮大な世界観が広がっていたり、キャラクターの魅力を伝えたくなってしまう時なのかもしれないと私は思っています。

 自分の頭の中にあることを、読者は知りません。だから丁寧に説明して、これだから面白いよ、すごいよ! と言いたくなる。結果説明ばかりになってしまう。

 でもこれって、デメリットだけでしょうか?


 説明したことがたくさんあるということは、それだけ物語が広いということです。アイディアがないと言われたらどうしようもないですが、書きたいことがたくさんなのだ考えると希望がある。

 もしうまく出来なかったら、一度書きだしちゃうのもいいと思いますよ。書くだけ書いてしまえば作品になるし、見返して考えることもできますから。


 最初はとにかく楽しんじゃうくらいがちょうどいい、と思いますよ。


(2016/12/23)

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