Battle5 開幕! チャレンジトーナメント

5-1

 プラネットの広場ロビーには、いつも実にさまざまな覚醒者アウェイクがたむろしている。


 A1やガンマンがそうしていたように、戦闘後の振り返りをする者。

 アバターのカードやスキルの構成について議論を戦わせる者。

 動画を視聴し、その感想を話し合う者。


 もちろん、複数人で集まってただ雑談に花を咲かせている者もいる。

 百道ももちのような配信主が生放送を行っている事も多く、その場合は周囲に人だかりができていたりもする。


 そして今日も、ひとつの人だかりが賑わいを見せていた。

 その中心にいるのは——


「みんなーーーーーーーっ!! 今日は来てくれて、ありがとーーーーーーー!!」

「「「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!!」」」


「アカリぃ、みんなに会えて、ホンットにハートがドキドキしてるの!」

「「「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!!」」」


 フリフリのミニスカート衣装に身を包んだ女の子アバターが、マイクを持って手を振っている。ツインテールにまとめた栗色の髪がなびき、彼女がウインクするたびに目から星が飛んでいた。

 彼女は両手を握って顎の下に添え、もじもじしてみせる。その声は若くキラキラした響きを持ちながら、語尾の吐息だけはどこか妖艶だ。


「みんなのカオ見てるだけで、もうたまらないわ! ねえ……みんな」

「「「ゴクリ……」」」


「どこ、折られたい……?」

「「「ウオオオオーーーーーーッ!!!」」」


「ひ、肘を!」

「私は膝を!」

「足首を! で、できればアキレス腱も」


「もぉ、みんな大胆なんだから♥ でも、オススメは……」

「「「ゴクリ……」」」


「フ・ル・コー・ス♥」


「「「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!!」」」

「それじゃあ一曲聞いてって! 『虹色Sub-Mission』!!」




 『虹色Sub-Mission』


 放課後 高鳴るムネ おさえて

 キミのもとへ 近づくの

 チャイムが鳴ったら READY FIGHTの合図

 驚くキミの 手を取るの


 どうしてもキミに触れたくて

 だから全身で味わうの それがあたしの二番目の使命サブ・ミッション


 腕かな? 脚かな?

 肩かな? 首かな?

 キミも全身で味わって どこがお好みかな


 血の赤? 青ざめ? もしかして真っ白?

 ぜんぶ味わってフルコース 終わったキミは何色かな


 ごちそうさま★


 それで一番の使命は何かって?

 言わせないでよ 伝えるのキミに


 「ダイスキ」


 もう聞こえないかな




「「「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!!」」」

「アンコール!」「アンコール!」「アンコール!」


 狂ったように熱狂する聴衆に対し、女の子は投げキッスを左右へ飛ばした。

 彼女のアバター名は「Twinkle★AKARI」……通称アカリ。

 どういうわけかこのプラネット内で歌って踊る、見た目通りの、アイドルである。




「うおお……そうか、今日はライブの日だったか……」


 それを離れた位置から見る影が二つ。

 A1とアオイである。


「久々に見たけど、やっぱ異様だなあ……何でここでやってんだろ」


 A1は遠目にライブを眺めながらこぼした。

 もちろんこういう状況に慣れていないだろうアオイは、口を半開きにしてなかば呆然とその様子を見ている。


「……鋭一」


 アカリの歌が終わったあたりで、アオイはA1のジャージの裾を掴んだ。

 そして遠くを見たまま、呟くように質問する。


「鋭一は、ああいうのが好き」

「へっ?」


 意外な質問に、思わず間抜けな声が漏れた。葵からそんな事を聞かれるとは、さすがに想定していない。

 ましてアカリに対して好き嫌いなど、考えた事もなかった。何しろやっている事がエキセントリックだ。可愛い格好をした女の子というもの自体は好ましいが……それを「好きだ」と正直に、同じ学校の女の子の前で答えるのはもちろん恥ずかしい。


 だから鋭一はほとんど反射的に、


「いや、そんな事はねえよ」


 と答えていた。

 その返答に対し、アオイはA1の服の裾から手を放し、少し俯くように頭を下げる。この反応は鋭一にも見覚えがあった。寂しい時や、悲しい時などにする動きだ。


「…………そう」

「どうした?」

「鋭一とは趣味があわない」


 彼女はファンに手を振るアカリから目をそらさずに言った。


「わたしは、かわいいと思う」


 マジか、と鋭一は思った。だがそういえば、葵のアバターは腕や脚もむき出しで、胸元には花びらの意匠もある。実はああいうものに対する憧れもあるのかもしれない。


「もっと近くで見たい」

「えっ。そ、そんなにも?」


 アオイはスタスタと、アカリのほうへ歩き出した。

 こうなるとA1は黙って追うことしかできない。



 * * *



「さー、今日はどうしよっかな? 二曲目? それとも対戦……イッちゃう?」

「「「オオオオーーッ」」」


 歓声を上げる人だかりの最後尾に、アオイはたどり着いた。

 見様見まねで、おそるおそる拳を上げてみる。声は出さない。叫ぶ、という行動が彼女の中にないのだ。

 しかし観衆たちの中には背の高いアバターも多く、隙間を探してもアカリの姿はよく見えない。アオイはひょこひょこと背伸びして、なんとか見える場所を探した。


 が、そんな事をしていれば目立つものである。

 人混みの後方をうろうろしているアオイを最初に見つけたのは、他ならぬアカリであった。


「あれ? そこ、女の子のファンかな? ゴメンみんな通してあげてー? アカリはねぇ、みんなに楽しんでほしいの。歌も、技も——」


 そこで周囲のファンも、忍装束を着た少女アバターの存在に気が付いた。彼らは熱狂する時はするが、マナーは守る。ましてアイドル本人に言われたとなれば。

 だからアオイはこれで何の障害もなく、アカリを見に行ける……はずだった。


「あれっ……この見た目」

「もしかして……『ゴーストニンジャガール』!?」


 そのアオイ本人が有名人でさえなければ。


 ゴーストニンジャガールといえば、ここ数日プラネット界隈をにぎわせている都市伝説だ。忍装束を着た、黒髪の少女アバター。

 凄まじい動きをするらしい。デュエル・ルールなのに、一撃で勝負を決めるらしい。そして百道のインタビューから消えるように失踪し、数十人を煙に巻いたらしい。

 当の百道ですら、「あれ……あの子、ホントに戦ったんだっけ? まさか何かの夢?」などと言い出す始末である。


 が、彼女は実在した。今ここに来ている!

 周囲は大いにざわついた。


「ほ、本物? 触れる?」「一戦いいですか?」「やめとけバカ! もしかして、アカリちゃんと戦いに……?」「それはちょっと見たいぞ」


 こうなると面白くないのはアカリである。彼女のライブは完全に中断させられていた。アオイに目を留めたのを彼女は後悔した。そして思わず声が出た。


「——ちょっと」


 あたりが静まり返る。


「あたしのライブの途中なんですけど! 何騒いでんの? ツチノコでも出た? いないでしょゲームん中なんだから。いやツチノコいたってダメですけどね! ライブ中ですからね!」


 アカリは大股開きで片足を前に出しながらマイク片手に演説した。ミニスカートの中がきわどい。彼女にはすぐに我を忘れて素を出すクセがあった。

 観客たちは笑顔で見守っている。ここまで含めて、彼女の魅力なのだ。ファン一同は今きわめて幸福だった。


「ちゃんとあたしに注目しなさいよ! それがファンってもんでしょーよ! わざわざ来たアンタもアンタよ! 何オバケガールって!」

「オバケじゃなくて、ゴーストだよー」


 観客の一人から、フォローが入る。


「うるさいわね知ってるわよ! で、何しにきたの? 営業妨害!?」


 アカリは勢いよく、アオイを指さした。

 アオイはというと、大きく首を傾けている。困っているようだった。

 見たかったライブが、中断されているからだ。


「わたしは……見にきた」


 アオイは素直に、アカリにまっすぐ視線を送る。


「かわいいから」

「えっ」


 アカリが大げさにたじろいだ。


「なっ何よ、話がわかるじゃない……いや、そんなんでゴマかされないわよ。アイドルはそうやって笑顔で蹴落とし合うって何かで読んだわ! もう……こうなったら決着つけるしかなくない? 今から勝負――」


 褒められて浮かれるのを必死にゴマかしながら、彼女は今一度、アオイに指を突きつけようとした。

 が、それは止められた。


「はいはいストップストップ」


 手を叩きながらアカリの横から現れたのは、長身の男のアバターだった。


 ストライプ模様のスーツに、縁の太いメガネ。手足の長い彼によく似合っているビジネスマン・スタイル。格闘者の集いである覚醒者アウェイクたちの中において、彼の姿は異常なまでに清潔感があり都会的だ。


 ――アバター名「ゴールドラッシュ」。

 プレイヤーランキング7位。もちろんレベルは、A。


 思わぬ大物の登場に、さらに周囲はざわついた。


「何よP。アンタまでケチつける気?」

「大会が始まるまで、勝手に戦うなと言ったはずでしょう。あと、私は単なるスポンサーだ。プロデューサーじゃない」


「だいたい何で戦っちゃダメなのよ。あたしが負けるとでも思ってるの?」

「可能性がゼロじゃない。まして、そこのお嬢さんはデタラメに強いとかいう噂もある。万が一でも、いま君に負けられると赤字なんでね」


 ゴールドラッシュは、界隈にたまに存在する「スポンサー兼プレイヤー」、その頂点とも言える人物だ。彼は自分で戦っても7位に君臨するほどの覚醒者アウェイクだが、さらに有力な選手に出資し、囲い込む事もする。アカリもその一人だ。


 一方、アオイはもう90度に近いくらいの角度で首を傾けていた。目の前の二人は何やら言い争っているようだ。そのせいか、結局ちっともライブが始まらない。


 その後ろに、ようやくA1が追いついた。が、彼は露骨に顔をしかめた。アオイを追ってこなければ良かったと思った。ゴールドラッシュは、彼にデュエルの「壁」を思い知らせた張本人でもある。


 どうにもその場はまとまりそうになかった。ライブは終了だろうか。周囲に集っていた群衆も解散しかけた、その時。

 さらなる登場人物がその場に現れた。


「はいはいストップストップ」


 わざとらしくゴールドラッシュを真似て手を叩きながら歩いてきたのは、豪奢なドレスに身を包んだ、金髪のお姫様。


「……社長」


 A1が反応した。そう、彼女は彼にとっての社長。アバター名「プリンセス」……最上珠姫その人だ。


「……姫ちゃんじゃん」


 続いて反応したのは、ゴールドラッシュだった。


「何だよ、来るなら言ってくれればいいのに! いや、今からでも。これでようやく提携の話ができる。とりあえずログアウトしてどっかの喫茶店でも」

「うるせー、誰が姫ちゃんだクソメガネ」


 フレンドリーに話しかけた青年実業家に、「プリンセス」はこともあろうに中指を立てて返事した。モストカンパニーを経営し、プラネットを地盤に事業を展開する彼女にとって、目の前のクソメガネは商売敵と言っていい存在だ。


「とにかく、話はだいたい聞かせてもらったわ。『大会が始まるまで、勝手に戦うな』……ね」


 プリンセスはそばに突っ立っていたアオイの肩を抱き寄せながら続ける。


「つまりその大会とやらで、このアオイちゃんと戦う分には全く問題ないわけだ? なら参加枠を貰ってあげようじゃない。そうしよう」

「オイオイ姫ちゃん、何で話を進めてるんだ。次のチャレンジトーナメントの参加条件は『順位持ち』である事だよ。流石にその子、まだだろ」


「一人や二人余計なのが混ざったって良いでしょーが。むしろ話題性のあるプレイヤーが参戦するのはオイシイんじゃない?」

「それは……まあ、確かに……うむ」


 ゴールドラッシュは顎に手を当て、しばし黙考した。そして結論を出した。


「黒字……だな」

「でしょ? じゃあ決まり」

「ただし、それはキミも出る場合だ」

「は?」


 プリンセスは驚いたような顔をした。

 ようやくゴールドラッシュから反撃が入った形だ。


「話題、実力とも申し分ない。出ないほうが不思議なくらいだ。二人セットなら、オファーする」

「優勝賞品はレベルA……アンタへの挑戦権でしょ? いらねーよ、そんなの。レベルAってリーグ戦で忙しくなるじゃん。あたしそんなヒマないもん」

「じゃあこの話はなしだ」

「足元見やがるな……」


 プリンセスはあからさまに顔をそむけ、優雅なアバターデザインに似合わない露骨な舌打ちを一度した。


「わかったわよ、それでいいわ」

「オーケー、契約成立だ」


 ゴールドラッシュは握手を求めた。プリンセスはそれを無視して、腕の中に抱え込んでいたアオイを解放しつつ言った。


「アオイちゃん、次の戦場が決まったわ。頼むわよ」

「……うん」


 なんだか良くわからないまま、アオイは返事した。

 A1はやや離れた位置で「マジかよ」という顔をしている。

 が……優勝すればレベルAへの挑戦権。思った以上に早く、道が開けたと言ってよさそうだった。考えなければ。勝つための方法を。


「ちょっとあんたら、このアカリちゃんを無視して何勝手な話を……」


 そしてようやく話がまとまったところだが、アカリは不服そうだった。彼女は事ここに及んで割って入ろうとした。

 が、その目の前に立ち塞がる少女がいた。プリンセスから解放されたアオイだ。


「あの」

「……何よ、宣戦布告?」


「サインを、ください」

「えっ」


 アカリは、アオイの真摯な瞳に押し切られ、電子ペンでサインデータを渡す事になった。



 * * *



「じゃあ、次は<伸縮腕>でも使ってみるか?」

「うん」


 訓練用フィールドで向き合うA1とアオイ。

 ある程度間合いを取って立つA1に向けて、アオイの腕が伸びる。

 が、狙いは眼球からはわずかに逸れた。やむなくA1の腕を掴むが、力をこめて捻っても、うまく投げに移る事ができない。


 アオイはいつもの角度で首を傾けた。


「鋭一、腕がヘンな感じで使いづらい」

「うーん、これもダメか」


 アオイのスキル選定は難航しつつあった。


 彼女の戦闘スタイルは既にある程度完成しているため、そこに特殊なスキルを混ぜ込むのは邪魔になるケースも多いようだ。

 現実にない現象を引き起こせるのはスキルの強みだが、それだけに使いこなすにはコツがいる。


 が、葵が今後もスキル無しで勝てるとは、鋭一は考えていなかった。<ショートワープ>を導入した事で一段レベルが上がった鋭一のように、スキルは上手くハマれば決定的な効果をもたらす。探せば、葵にとって有用なものも必ずあるはずだ。

 大会までに何とか使うスキルを決めたい……鋭一はそう思っていた。


「そしたら、次は……」

「鋭一」

「ん? どした」


 すると頭を悩ませるA1に、今度はアオイから提案があった。


「ほかの練習もしたい。墨式の技とか」

「おお、そっか。でもあれってもう大体極めてるんじゃないの?」


 鋭一の目から見て、葵の使う奥義は絶対のものに見える。

 だが墨式は、あれが全てではないらしい。


「ぜんぜん。わたしはまだ使えないけど——『ながれ』とか」

「へえ。どういう技なんだ?」

「えっと」


 アオイは奥義を見せようと構えた。いつもの両手を下げた姿勢だが、一つ……両足が爪先立ちになっている点が異なる。

 そしてそこからアオイは——


 キュッ


 と、何の予備動作もなくゼロ秒で、短く真横へ跳んだ。

 あまりに素早く、全く隙のない移動。相手の意表を突く事もできそうだ。

 奇襲にも緊急回避にも使える、非常に便利な技に思える。が。


「あっ」


 という声を漏らし、アオイは着地に失敗した。転んで肩から落ちている。

 なるほど、未完成な奥義なのだ。


「ほんとは……前後左右、どっちにも跳べる。連続でも」

「なるほど、着地に苦労してるわけか」

「お父さんはできたのに……」


 アオイは立ち上がった。その声にはどことなく不服そうなニュアンスが含まれている。彼女はもう一度、今度は斜め後ろへ跳んでみた。やはり着地できずに転がる。その後も様々な方向へ、試しては失敗する。


 珍しくムキになっているようだった。やはり墨式の技には、彼女なりのこだわりがあるのだろう。そういえば苗字で呼ばれたくないというのも、そのあたりの理由だった気がする。


 ——そうか。


 鋭一は考えた。葵のスタイルを変えるためにスキルを使うのではなく。葵のスタイルを……「墨式」を完成させるために、スキルで補助する事はできないだろうか?

 例えば、着地の問題を解決するためのスキルならすぐに一つ、思いつく。


「葵——」


 鋭一はスキルを提案するべく呼びかけた。が、それはすぐ中断された。

 VRの中ではなく現実の身体の、肩に暖かいものがぶつかる感覚があった。

 この感触には覚えがある。そして嫌な予感がする。


 次の瞬間、鋭一の耳に入ってきたのは硬質な破砕音だった。


 慌ててゴーグルを取る。いつものレンタルVR個室の壁を見ると、案の定、窓ガラスに大穴が開いていた。アバターの動きと完全にシンクロした一色葵の身体は、おそらく建物の外にある事だろう。

 鋭一は苦笑して頭を押さえた。また同じような弁解と弁償が必要になるだろう。珠姫は遅れて来る予定になっている。




「……ごめん。鋭一」


 階段を上って戻ってきた葵は、わずかに俯いてそう言った。


「また店長に、後で一緒にちゃんと謝ろう」

「うん……」


 葵の首の角度がさらに下がる。今まで見たよりも明らかにしおらしい。どうやら罪悪感を相当に感じているらしかった。思わず、鋭一は聞いてみる。


「もしかして……ヘコんでるのか?」

「ん」


 葵は返事らしい返事はせず、肩を縮こまらせた。


「わたし、良くない……」


 彼女は被害状況を確認するかのように、トテトテとおぼつかない足取りで窓枠に近づいた。ガラスが割れている事をまじまじと確認する。


「……え」


 そして、声をあげた。それは彼女のもたらした被害とは関係のない物事へのリアクションだった。

 窓から見下ろした路地裏に、それは見えた。


 最上珠姫が、見知らぬ男に絡まれている。

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